8月24日 私たちは、この度のツアーで、バクザン省で働いていらっしゃる海外青年協力隊の新井智子さんと、もう一人、梶田梨栄さんのお二人を招待しました。お二人とも理学療法士です。
毎日のご苦労に少しでも違った確度からベトナムの農村を見ていただければというのと、私たちもまた、ざっくばらんなお話を伺いたいというのもあって、お誘いしました。
梶田さんはからは、自己紹介も兼ねて、こんなメールを頂戴しています。(抜粋です)
私は、タイビン省のソーシャルケアセンターというところで、働いております。生活の場もセンター内です。タイビンの町の中心からセンターまでは自転車で30分くらいかかります。
そこには、身寄りのないお年寄り、身寄りのないお子さん、枯れ葉剤の影響とされる障害青年が住んでおります。
私は、主に、枯れ葉剤の影響によるとされる障害青年の建物の訓練室で、理学療法を行っています。ですが、障害青年は、16歳~31歳と、年齢が高く、障害が固定されており、身体の能力回復はそれほど望めない状況です。
なにより、そこでは職員がおらず、彼らは、自分達だけで自立した生活を送れる能力をすでに持っています。彼らには、もっと将来を見据えた職業訓練が必要と感じていますが、センター内には、職業訓練の建物があるものの、講師がおらず、予算もなく、ほとんど行っていません。
訓練室でさえ、私一人で働いているような状況で、彼らには、日々、訓練室での私との時間しかありません。その時間をどう有意義にするか、そんな彼らに、私は、何が出来るのか?日々、悩んでいます。
と、書いています。まだまだベトナムの行政が下に薄い援助しかしていない姿を彷彿とさせるお便りです。2009年の3月までが任期と聞きました。元気で職務完遂を祈っています。
8月25日の朝、行事を控える梶田さんは、新井さんとともに、センターに向かわれました。
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