ここで、ツアーの御報告を中断して、ベトナム枯れ葉剤被害者のニュースをお知らせしておきましょうね。
ベトナム枯れ葉剤被害者を代表して2人が、9月27日にアメリカに向けて飛び立ちました。目的は、アメリカで行われているベトナム枯れ葉剤被害者裁判で、アメリカ国民の支持を訴えるためです。団長は、ダン・ホン・ニュット(Dang Hong Nhut)さん(72歳)。
支援隊の前会長 現会長、と小生は、昨年お会いしに行きました。この方は、現在、障害者・孤児のためのホーチミン市職業訓練センター理事長です。昨年お会いして、センターからホーチミン市まで、車でお送りしたことも懐かしい思い出です。
ニュットさんについては、別途ご紹介したいと思います。凄い経験の持ち主です。
もう一人は、チャン・ティ・ホアン(Tran Thi Hoan)さんという22歳の女性です。彼女は、ホーチミン市外国語情報技術大学の学生さんです。
アメリカには、5日間の滞在で、11都市を回り、各種団体や組織と会合し、アメリカ軍がベトナム戦争中に撒いたエージェント・オレンジが、ベトナムの人々と環境に実害を与えていることを訴えます。
2004年にベトナム被害者がアメリカの化学企業37社を相手に起こした裁判は、アメリカの裁判所から、アメリカ軍が撒いた枯れ葉剤は、禁止された毒性化学剤ではないとして、訴えを却下されました。
ベトナム全国枯れ葉剤被害者協会(VAVA)のマイ・テ・チン(Mai The Chinh)副会長は、10月6日に、アメリカ最高裁に上訴すると語りました。
ベトナム全国枯れ葉剤被害者協会(VAVA)のマイ・テ・チン(Mai The Chinh)副会長は、10月6日に、アメリカ最高裁に上訴すると語りました。
ここまでが、9月26日までのニュースです。
以下は、9月28日のニュースです。
この二人は、28日にニューヨークに着きました。早速ですが、アメリカ国民へ理解を深めるための活動に入りました。
団長と言っても、二人きりですが、ニュットさんは、エージェント・オレンジに直接曝露した方です。
そして、チャン・ティ・ホアンさんは、枯れ葉剤被害者の2世の代表として参加しました。彼女は、生まれつき片腕です。そして、足がありません。
ニュットさんは、枯れ葉剤の影響で、3度も流産、そして、死産もけいけんされています。そのうえ、現在ガンも体内にもっています。
ニャットさんは、ニューヨークで、エージェント・オレンジが如何に、ベトナムの人々と環境に毒性を与えているか、戦争を直接経験した人も、第2世代もともに、いかにその毒性化学物資に苦悩しているかを説明したいと語りました。
二人は、初日、メディアとの会談、アメリカの学生との話し合いに臨みました。
団長と言っても、二人きりですが、ニュットさんは、エージェント・オレンジに直接曝露した方です。
そして、チャン・ティ・ホアンさんは、枯れ葉剤被害者の2世の代表として参加しました。彼女は、生まれつき片腕です。そして、足がありません。
ニュットさんは、枯れ葉剤の影響で、3度も流産、そして、死産もけいけんされています。そのうえ、現在ガンも体内にもっています。
ニャットさんは、ニューヨークで、エージェント・オレンジが如何に、ベトナムの人々と環境に毒性を与えているか、戦争を直接経験した人も、第2世代もともに、いかにその毒性化学物資に苦悩しているかを説明したいと語りました。
二人は、初日、メディアとの会談、アメリカの学生との話し合いに臨みました。
フランスの思想家ルソーのこういう言葉をご存じですか? 「すべての人の目のまえにひらかれている書物が一冊だけある。それは自然という書物だ」(今野一雄訳)。 ベトナムに開かれている自然と、そこに住むベトナム人に、枯れ葉剤被害のすべてがあります。書物にはない被害の状況。アメリカがどんな強弁を張ろうが、ベトナムを実験室にしたのは、アメリカ自身ですから。
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