ニャン副会長からは、「暖かいお心があり、大きな励ましになる」と、御礼の言葉頂き、他に丁重なるヒエップ会長のサイン入りのお礼状と領収書(2枚目以下の写真)、資料映像、全員にVAVAのバッジを頂戴した。
その後、ニャン会長から大要、次のような話があった。
「米越国家レベルのミッションの話し合いで、枯れ葉剤問題を取り上げた。
最近、アメリカ政府は、枯れ葉剤問題の環境・土地改良のために、300万ドル拠出すると。アメリカ企業は、法廷外の決着で、アメリカの被害者に1億8千万ドルを支払った。金額を比較して見よう。韓国の裁判では、6200万ドルの賠償命令が出た。NZでは、35億ドルだ。これをみれば、アメリカの陰謀と企みを感ぜざるをえない。」
「アメリカは善意を示し始めたと自ら見せているが、実は、それでアメリカは、世界の人々を騙そうとしている。第2回巡回訴訟の始まる前に、この程度の金額で解決できると考えるのは、人を欺く行為である。
アメリカは知らんと言う態度をみせているが、少しずつ、責任を認めざるを得なくなってきたことは明快だ。
これからも戦いは続けて行かなくてはならず、世界の支援、応援が必要である。」
「 アメリカが300万ドルをだしてくれて、どうやって使ったのか? 後遺症のために、ベトナムがお金を使ったことはない。直接アメリカと交渉してわかったことだが、アメリカは、300万ドルをダナン空港周辺に使うと言いだした。
ベトナムの専門家の話では、土壌の洗浄には3000万~5000万ドルが必要だという。アメリカが出したのは300万ドルだけだ。ベトナムには被害者が300万人もいる。300万ドルは焼け石に水だ。枯れ葉剤被害者一人に1ドルしかならない計算だ。
どんなに騙しているかが分かる。本音から出た対策ではない。このカネがどこに流れたかはわからない。アメリカのずる賢い企みに警戒を怠ってはならない。戦いは続けなければならないのだ。
貧乏な人が金持ちを相手に訴訟を起こすのは、困難なことだが、結論が自ずと出るにちがいない。
私は諦めずに、拭いきれない証拠を突きつけて、訴訟を進めたい。アメリカは真理を信じる国民であり、心の良い国民も多いと信じている。
1975年にアメリカが完全撤退したのは、アメリカの善良な心の一部の現れであり、アメリカの暖かい心のおかげであると思っている。
世界、そして日本国民の皆様の支援を期待している」と。
小生からは、「VAVAと私たちの目的は本源的に一つだ。わが支援隊は、VAVAと同じ目的を持つことを誇りに思う」と発言した。
「生命を尊重しないものは生命に値(あた)いしない」とは、レオナルド・ダ・ヴィンチの厳然たる宣言だ。
生命を奪う戦争こそ、権力の魔性による最大の人権破壊。だから、平和は戦い勝ち取っていかねばならない! 生命以外のものに、生命以上の価値を置く行為は、必ず人間性を圧迫へと繋がる。人類の前途を脅かす地球環境の汚染も、その元凶には、生命に対する無認識と軽視があるといってよい。
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