植樹の後は、友好村の2階ホールに場所を移して、まず中村洋子さんの歌から始まりました。中村さんは、「蝶々」「夕焼けこ焼け」「赤とんぼ」を歌ってくれました。長年、歌手として活躍されてきた中村さんの歌を、口を開けたまま、聞き入る少年を、私は忘れることが出来ません。
お手々つないで帰る先に待っているのは、普通は温かい灯であり夕食であり、そして母親であり、父親ですが、枯れ葉剤被害の子ども達は、家に帰りません。長期にここで暮らします。その子たちの心に暖かい灯を灯そうとする中村さん。子どもたちの表情をみていると、通い合っているなと・・感じました。
上は、歌に聴き入る子どもたちです。
ところで、みなさんは、「蝶々」の2番の歌詞はご存じですか?
「おきよ おきよねぐらのすずめ 朝日の光の さしこぬさきにねぐらを出でて(いでて) こずえにとまり遊べよ すずめ 歌えよ すずめ」・・・・・・・「蝶々」が、何で「すずめ」になるのか理解できませんけど。
1905年11月13日、メアリー・エリザベス・クラークはオハイオ州デイトンに生まれる。3歳で孤児となり、12歳の時にバルティモアに引っ越す。正式な教育を受けていないにもかかわらず、メアリーは優れた頭脳の人だったそうです。1927年に衣料業のクラウド・フライと結婚。
そういう環境で育った人の詩だから、言葉は分からなくても通じる。いつか、この子どもの中から、民衆に夢を与える歌手や正義を訴える詩人が生まれてほしい、と思います。
負けないで育ってほしい。負けないような心が持てるように、私たちも応援したいのです。
中村さん 素敵なお声 素敵な歌 有難うございました。
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