フィフィ先生は、原告の第1号です。「アメリカで提訴したベトナムの枯れ葉剤被害者の代表者は、最初3人だけでした。その後24人増えて27人になりました。枯れ葉剤を製造したアメリカの製造会社に対する共通の訴えをまとめた弁論書を、裁判所に提出してあります」と話されました。(上は、夕食時の記念写真)
「残念なことでした。私も会いました。喜んでいた様子でした。しかし、だんだん容態が悪くなって亡くなりました」
(上は角倉さんと丸山さん)
「特に、旧ビエンホア空港の影響はひどかったのです。ダナン、フーカット、ビエンホアで洗浄作業が始まりました。枯れ葉剤被害は相当なものですよ」と、被害のひどさを説明されました。
(若い人にいつも気軽に応じてくれるフィフィ先生。上崎さんと伊藤君。ヴィンさん。下は櫻井智子さんと)
最後に「強調したいことがあります」と、前置きして、こう全員に語りかけました。
「私は今年73歳です。私は戦場を歩き抜いてきました。でも、幸いなことに、他の障害者に比べれば健康です」
「枯れ葉剤は、人間への影響と環境破壊だけではなく、20世紀の科学発明の中でも、命を冒涜する大変恐ろしい発明となりました。全世界規模でないと、解決できません。非常に悪い影響を及ぼす物です。そのことを若い人たちに引き継いでいかなくてはなりません」
患者のため、正義のためのの先生の闘いは、休みなく続いている。先生の詳しいことは、拙著『アメリカの化学戦争犯罪』(梨の木舎刊)に出ている。
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