2007-09-04

愛ちゃん「チャオ・バン コエ・チュ?」

歌の後は、腹話術師、沖かずこさんの登場。たぶん、友好村の子ども達には初めてなのでしょう。驚きの表情が見受けられます。 腹話術は習い始めて3年ほど。”きずな”という会に所属。師匠は、浅草や上野の演芸場に出演される城谷 護先生。初舞台は、お嬢さんの結婚披露宴の時。その後は、老人ホーム、小学校の入学式や、保育園の卒園式などでご活躍。
お人形の名前は、「愛ちゃん」 。



腹話術とは、一般的には人形の後ろに手を入れて、人形の口を手で開閉しながら、自分は唇をほとんど閉じたまま喋る芸術です。しいて言えば口、唇、顎の筋肉を動かさないでしゃべるのです。完全に唇を閉じているわけではありません。そこに、子ども達は、何かの不思議さを感じています。

マイクを持って協力してくれている青年は、今年27歳。一般社会なら、もうベトナム社会への貢献が始まっている頃です。

「びっくりしないでよぉ」と愛ちゃんは、子ども達に。躊躇しながら手を出す少年。なにか新鮮さを感じますね。

「困ったことは、人形が等身大に近いため、日本では2歳~3歳位の子ども達が怖くて泣きだしてしまうこともあるんです。うちのネコも最初は怒って、留守中に人形の手にかみついたらしく、無残な傷後が残っています」と、沖さんは苦笑い。

その後、愛ちゃんは、「東京音頭」の踊りの列に。頭の大きなリボンが印象的でした。上の写真、通訳のヴィン(一番左)さんも、しげしげと見ています。
「この腹話術のお人形は心の病の子どもやお年寄りにはとても効果が大で、自閉症の子や、登校拒否の子供さんたちの心を開いてもらうキッカケがつかめるそうです。人形を通して心と心をつなげる話はなかなか難しいのですが、その人の人間性が出るので、これからも頑張ります。勉強はまだまだこれからです」と、沖さん。
沖さんは、手品もお得意。そう、手品は、次回のお楽しみとしておきましょう。Posted by Picasa

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