支援の旅（６９）ニンビン省１５海苔巻き６

女性兵士連絡会会長のビンさんを囲んでのスナップショットです。皆さん、「美味しい、美味しい」と言ってくれました。
この企画は大成功したと思います。ハノイの開店早々で、同行できなかったWaオーナー奥井　悟さんのお気持ちは、お弟子さんのあかねさんと梨沙さんの奮闘で十分旧女性兵士に伝わったと確信します。

中でもうれしかったのは、ニャンちゃんがお母さんと一緒に参加してくれたことです。こんなにすっきりした笑顔をみるのは初めてです。美人です。修了証書をほんとうにうれしそうに受け取ってくれました。忘れられません。全員が大人の中にはいって、わがままも言わず、ひたすら海苔巻きの完成を目指したニャンちゃんに、私は本当に拍手を贈りたいと思います。

ホテルの中庭(ってほどのものではないですが）で、海苔巻き講習会第１期生終了の証書をもって整列してもらいました。大事な青春を”抗米救国”の戦いに捧げた人たち・・・もっと勉強したかった・・・しかし、生活の立て直しが最優先・・・やむなく生活闘争をせざるをえなかった人たちがほとんどです。大事な青春を過ぎて、結婚相手を探すのに苦労した人たち、枯れ葉剤で生殖系統に異常が生じ、子供を産めないことを悟った人たちは、今も独身で通しています。公認の修了証でもなんでもありませんが、少しでも生活に張りと前進の気概が倍化すれば・・・と、シャッターを押しながら願いました。

ツアーの参加者も加わって・・・仰げば尊し・・・でも歌いたい雰囲気でした。

観光バスの運転手も入ってくれました。
そうそう、特筆しておかなかくてはいけないことがあります。
キンド・ホテルの従業員が、「後片付けはしておきますから、先を急いで下さい」と。
ご親切に・・・。お言葉にすぐ甘えて、ニャンちゃんの小学校のノート贈呈に急ぎました。
飛ぶ鳥、跡を濁す・・・・反省！
（つづく）