8月19日:フート省
記念撮影を終えて、タンさんが入れて下さったお茶を飲み干し、後片付けをして、忘れ物をチェックして家を失礼しました。車に戻っていくと、向こうから元気なおばさんがやってきました。
着ているものは超カラフル。おまけにネックレスも。フート・ファッションなのでしょうか? 例によって、口の中は真っ赤っか。そのへんでペッなんてやらないでよね。ベトナムに赴任した頃は、田舎に行くとあちこちで、赤い血の塊があって、誰かここで刺されたか?としばし思ったものです。
このビンロウジュ噛み・・・最近は、喉頭がんのリスクを高めるとかという医学的見解がでています。一度チェックしたほうがええんとちゃう?
フート省の枯れ葉剤被害者協会の方々とお別れすると思っていたら、緑陰でお茶を飲もうということになり、広い木陰でしばし、歓談をしました。格調高いところではありませんが、何十人と座れるガーデン。こういうスモール・ビジネスをバカにしちゃあいけません。その昔、ハノイの駅前で、三角形のセロファンの袋に20粒ほどのピーナッツを入れて売っていたおじさんが、3階建てのビルを建てましたからね。警察があやしいってんで、捜査したそうですが、ピーナッツの売上だったそうです。実話です。何事も、コツコツ・・この活動もコツコツ・・が必要です。
今回の活動に対して、ニエム会長から身にあまる丁重なお礼の言葉をいただきました。
こんな木陰でお茶が飲めるなんて・・・いやビールも飲めるんです・・・よっぽど日本より選択肢がありそうで・・・しばし、休憩の人ときを過ごさせてもらいました。
緑陰ティーパーティが終わって、ハノイへ急ぎました。
おっとっとっと・・・。
国道32号線なんですが、フート省を過ぎて、ヴィンフック省に入ったあたりで、牛の横断に出くわしました。もちろん、ライブ・ストック(家畜)に優先権があります。仔牛もいますね。
飼い主は、決して急がせません。牛もマイ・ペースです。
日本の新聞記者だと、こういう写真を撮って、「国道を家路に急ぐヴィンフックの牛」とタイトルをつけるかもしれません。
違うんです・・・家路なんかに急がないんです。ちゃんとたどり着けばいいんですよ。つまり牛歩戦術ってやつ。昔、日本の国会で社会党議員なんかがやっていたあれですよ。「ああ~」という方は、結構昔の方ですね。ハハハ・・・書いてる私? 化石です。
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