2010-10-20

支援の旅(56)ニンビン省1いざニンビンへ

8月20日:いよいよ、ニンビン省訪問の日です。今日も、日程がぎっしり詰まっています。奨学金贈呈式に始まり、小学校の校長先生に、生徒宛のノートを贈呈すること。元気一杯の旧女性兵士に海苔巻き講習会。小学校1校訪問です。農村の景色を見ながらの南下です。
田園風景の中で、思わず白鉢巻をした男性がいました。畑の中の墓地に埋葬に向かう人たちです。ベトナムは、まだまだ埋葬が多いです。政府は火葬を奨励しているようですが、田舎の風習はなかなか根深いものがあります。第一、地方には、ほとんど火葬場がありません。
ニンビン省に入り、石灰岩質の山が見えてきました。陸の桂林と呼ばれる所です。写真の左側の方に、車は進行しています。
さっきの山の続きです。採石場がみえてきました。あと5年もすれば、山の形は大きく変わり、相当低くなっていることでしょう。
この山の上の採石場がみえてくると、省都ニンビンまでほんのちょっとのドライブです。

簡単にニンビン省のご紹介をしましょう。漢字では、寧平省と書きます。省都はニンビン市で、広大な紅河デルタ地方の南端に位置しています。

10世紀(ハノイへの遷都以前)、丁朝時代にここに都が置かれていました。ベトナム文化揺籃の地の一つです。石灰岩質の岩山と水田が織り成す風景を、河下りで楽しむホアルーが観光地として有名である。タムコックやヴァンロンなどの川下りも、支援の途中で楽しんだこともあります。

省の人口は、2006年現在で92万2,600人。面積は、静岡県の面積の1/5以下です。(つづく)Posted by Picasa

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