ニンビンの奨学生が勢揃いしました。証書は、宮尾会長が見つけてくれました。少し固めの紙です。この”証書”はありがたかったです。これで,もう3年目の証書になります。枠の中に文章を収めるのが印刷時の苦労です。その苦労話は、いつかチャンスがあれば書いておきたいと思います。しっかりした紙なので、勢ぞろいすると見栄えがします。
懇談会に移りました。ここで、写真を差し上げたり、奨学金の封筒の中にはいっている折り紙の説明、などをしました。そして、年2回、生活報告の手紙をくれるようにお願いし、約束をしてもらいました。
が、質問は出ませんでした。残念。緊張しているのでしょうか?
音楽療法ですが、どうやって治療するのでしょうか?という質問が、枯れ葉剤被害者協会のから頂きました。
そこで、新谷さんに答えてもらいました。
「体が不自由な方は、体を動かすことを目的として、ストレス解消のために、音楽を使います。今回も、すべて日本の音楽を持ってきております。日本語の音楽でも、ベトナムの皆さんは楽しめます。高齢者に関しては、それぞれ状況が違いますが、頭の方のトレーニング、特に記憶のトレーニングをします。一言で言うと、こういう感じで,日本でもやっています」
「ありがとうございました」と質問者からありました。
最後に私から、一言申しあげました。
「私たちは、皆さんたちを励ましにきています。英語のエンカレッジ励ますという言葉です。カレッジは勇気です。エン カレッジというと、勇気を吹き込むというになります。皆さん緊張していて質問が出ませんでしたが、なるべく勇気をもって質問してください。一言声を出すと、それで勇気が出てきます。なるべくいろいろな人と話せるように努力してください。私の話はこれで終わります」
ミエン会長から、ご挨拶がありました。
「日本の皆様、外務省のタインさん、遠方からお越しくださり、本当に感謝申し上げます。とても有意義な授業をして下さり、とても嬉しく思います。ニンビン省の枯れ葉剤被害者協会を代表して、心より感謝申し上げます。奨学金を出して下さった皆様が、大金持ちでもなく、企業の方でもなく、コツコツと貯めたお金を奨学金として出して下さったことは、本当に有意義で、素晴らしいことだと思っています。奨学金は、若い人たちにとても励みになるものです。本日奨学金をさし上げてくださいました6人の奨学生は、枯れ葉剤被害者でもありますし、その家族の子息でもあります。この6人には、今後とも勉強して頑張ってもらいたいと思います。この機会をお借りして、当協会のメンバーを紹介させてもらいます。タ・クアン・チン副会長です。ティン広報担当部長で、今回の奨学金受領にあたり、書類関係を一切担当してもらいました。それからドウックさん。私たちは、ニンビン省のみならず、ベトナム全国に皆さんの活動が広がることを願っています」
「今日来て下さった女性は、皆さん、日本のミスですか?」と質問がありました。
拍手がきて困りました。私がとっさに答えました。
「では、私から、ご紹介します。佐々木あかねさんは、ミス・シドニー。松島梨沙さんは、豪州のミス・クインズランド。新谷文子さんは、ミス・沼津。あとは・・自分で言って・・・」
タインさんが「ミス・北村です」と・・・・なんだかへんな締めになりました。
ラスト・ミ二ツで名古医師から、タイン・スアンさんに質問がありました。
「大変失礼な質問ですが、右目がご不自由のようですが、怪我ですか」
タイン・スアンさんから、「生まれた時からです」と、返事がありました。タイン・スアンさんのお父さんは、もちろん枯れ葉剤被害者です。
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