2009-09-25

支援隊ツアー09(16) クアンガイ8-1

8月18日:クアンガイ省ドゥックフォーファム・ティ・タインさんのお宅に伺ったのは、昼過ぎだった。ファム・ティ・タインさんは、1957年生まれで、今年、52歳です。

奥さんのタインさんからゆっくりお話を伺っている時間がなく、困苦の全容が見えるところまで話ができませんでした。

ご主人のグエン・ヴァン・ホアさん(952年生まれ)は、クアンガイ省で兵役を務めたと聞きましたが、すでに他界されていました。
「1994年に心臓病で死にました」と、タインさんはいいました。そして、「枯れ葉剤の影響です」と言って、顔をくもらせました。

驚いたのは、そのことではありません。


子供は6人いましたが、3人亡くなりました。それも亡くなったのは全員男の子です。ご夫妻で将来を楽しみにしていたはずです。少なくとも、全員が、大黒柱になっていたであろう、男の子です。ご主人を含めて、男性が全滅してしまったのです。

まず、見てください。

1)長男 死亡

2)次男 死亡

3)長女 既婚 グエン・ティ・ホン・ゴックNguyen Thi Hong Ngocさん 31歳 1978年生まれ。「あの子は心臓移植が必要なんです」と、母親は言った。父親の心臓病を引いてしまったのでしょうか。下見の時は、タインさんが、「チョーライ病院(ホーチミン市)に去年3月から入院中です」と言って会えなかった長女のゴックさんは、支援隊の訪問のこの日には、姿を見せました。病院を抜けてきたのか。

4)三男 死亡。病気で亡くなったが、死亡原因不詳。

5)次女 25歳。元気なのは、この子だけです。この日も会えませんでした。

6)三女 グエン・ティ・ミー・マイさん 1992年生まれ。17歳。今回初参加の金原理絵子さんと同年代です。

生まれつき背中が湾曲。両足が痛む。服用している薬は、痛み止め。1日3回飲む。「食事は少ないです」と、母親。甘酸っぱい。味のクア・リュー(果物)が好きだそうです。小学校4年まで学校に行った。「勉強したいです」とポツリと言いました。話はできるますが、話しがしにくいようです。

古瀬さんからのご寄付で

まずは、豚の支援をさせていただきました。

古瀬壬生子さんからの寄付金で豚を贈りました。「みぶこ」さんの「み」をとって、「み~ちゃん」とし、金原昇さんから贈呈書を贈りました。

もう1頭は、大石晶子さんからの寄付金で、「だい(大)ちゃん」として、贈呈書を宮尾会長からお贈りしました。ありがとうございました。

大石さんからのご寄付で
(つづく)Posted by Picasa

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