2009-09-25

支援隊ツアー09(17) クアンガイ8-2

ファム・ティ・タインさんの続きです。 衣類は、若竹 愛さんから渡して頂きました。ご支援くださった方々・・ありがとうございました。
衣類を体に当てるマイさん 若竹さん(左)

タインさんが頼りにしたい長女は心臓病。それに加えて、三女のマイさんが、背中の湾曲を抱えています。仰向けには寝ることができません。皆さんは、仰向けに寝られることの幸せを感じていますが?そして、背中の左腰骨のあたりに、皮膚の異常な盛り上がりがあり、その周辺の肌の色が茶色く変色しています。枯れ葉剤の被害者には、珍しくない皮膚症状です。

そして、下の写真ですが、マイさんのあごのあたりの痣(あざ)様のしみのようなものも気にかかります。人によっては、これが赤く出ている場合もあります。

マイさん

親戚などの支援があるのかどうかわかりませんが、あるにしても、タインさんの心の負担は大変重いと判断せざるをえません。

「手当てを月150~170万ドン受けている」と言っていますが、金額が正確ではありません。どうみても二人分の金額ですので、タインさんの分が入っているのでしょうか。

「娘(ミー・マイさん)のことが心配です。生活費のことも。この子(後ろに立つ長女を指して)も役に立たないし・・・」と、愚痴もでました。

仕事は、農業です。1500平米の畑を所有いるそうです。年間で300キロの米の収穫があるそうですが、「これでは足りません」と言いました。不足分は、タインさんが、近在の仕事の出稼ぎで生活費を稼ぐのだそうです。働き手は、この母親しかいません。いつまで、つづけられるのでしょうか。

タインさんは、現在は健康であるにしても・・・。

「お母さんには、まず健康でいていただきたい。そして、ご一家のご健康を」と祈って、「母」の歌を歌いました。長女のゴックさんの目から、紅涙が滴(したた)り始めました・・・・・・。

家はこぎれいにしていました。Posted by Picasa

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