2011-02-21

蓮の花奨学生からの便り(11)

奨学生からの便りの11回目は、10回目に続いて、ニンビン省のトン・ヴァン・ディエン君です。この手紙は、10回目にご紹介した3日後に到着しましたが、どうやら、この手紙が最初に投函されたようです。
うさぎのイラスト
愛のベトナムさわやか支援隊会長 と会の皆様へ


私は、ニンビン省のホア・ルーA高校の3年生のトン・ヴァン・ディエンです。

2010年にニンビンで会の皆様にお会いすることが出来て大変光栄でした。

このたび、初めて外国に手紙を出すことになり、わくわくして書きました。私が、初めて外国に手紙を送るのは太陽が出る国、桜の国に住む愛のベトナムさわやかい支援隊の皆様へです。
まず、親の感謝の気持ちと皆様のご健康への願いをお伝えします。皆様から応援と奨学金を頂き、勉強を頑張ることが出来ました。真にありがとうございます。2010年の前期の成績はとても良かったです。

枯葉剤被害者の生活は経済問題が大変で、苦しい生活をしながら、病気などと戦わなければなりません。ですので、私の勉強のことまで心配する余裕はなかなかありませんでした。また、私の目は枯れ葉剤の影響で悪くなりましたが、私は皆様のご応援と支援で困難を乗り越えることが出来ました。これからも一生懸命頑張りたいと思います。後期にもっと努力して、病気などに負けずに勉強することを約束します。
愛のベトナムさわやか支援隊の皆様と再会が出来れば、勉強の結果をご報告をしたいと考えます。

最後に皆様のご健康とご幸福を祈りいたします。

TONG VAN DIEN

Hoa Lu、Ninh Binh
イラストわんパグ


ディエン君 2通のお手紙をありがとうございました。
大変なご家庭の状況の中で、勉学に励んでいる様子がわかります。お兄さんのことを書いていますね。読んでいて、胸がつまります。頼りたいお兄さんの面倒をみなくてはならないディン君の胸の内はどんなだろうと想像しています。
自分もしっかり勉強をしたい・・目が悪くなっていく・・お兄さんの面倒もみなくてはいけない・・八方塞がりかもしれませんが、ここは男の子として、しっかり勉強し、しっかりご両親を支えていってください。この苦境が必ず将来大きく開いていくと信じて・・・
次回お目にかかったときに、時間をとってお話を聞かせてください。

目に関しては、前回も書いたように、服部先生と連絡をとって、必ずディン君に連絡をします。
希望を捨てないでください。希望がある限り、何とかなります。
北村 元 愛のベトナムさわやか支援隊 since1990
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