台風16号(ケッツァーナ)は、瞬間のうちに、大きな爪あとを残していったようです。
ベトナムの発表では、台風による被害は中部沿岸、高原地帯の9省に拡大し、死者は40人に、行方不明は10人となっています。ベトナム中部で30万戸が前回または損壊する被害を受け、10省で避難した人は35万7000人だということです。
気象台の情報では、クアンナム省の河川の水位は、1964年以来の危険水位に達しそうだということです。
また、ダナンでは、陸上に打ち上げられた船も出ています。
ベトナムコーヒーの主産地であるダクラク省、ベトナム第3位のコーヒーの産地であるザーライ省では、ゴムの木も被害に遭っているようです。
クアンナム省のホイアンでは、一部で床上浸水し、ボートで避難しているようです。「かつては、嵐か洪水を別々に経験したものだが、今回は一緒にきた」と、ホイアンの住民は言っています。外人観光客は、政府の建物に避難しているようです。
ホアン・チュン・ハイ副首相は、クアンガイ省を含む被災地の電力の早期復旧を指示しました。ベトナム初の石油精製所となるクアンガイのズン・クアット精製所は、台風による被害が少なく、予定通り昨日から操業が始まったようです。
台風「ケッツァーナ」は、ラオス、カンボジアに向かったあと、熱帯性低気圧になりました。
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