今回ご紹介するのは、カナダ軍基地のケースです。ニュースは、若干古いのですが、女性が苦しみ、政府が痛みを感じないのは、古今東西、どこも同じです。まず、ご笑覧ください。
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エージェント・オレンジの補償規則
変更を求める旧軍人未亡人
元軍人の夫を失った未亡人グループが、1960年代にカナダ軍基地のゲージタウン(写真下)で撒かれたエージェント・オレンジによって死亡したり疾病を起こした事に対する補償を要求している人々と、補償最終期限の延長をさせようとしている。
連邦政府の補償パッケージの申請最終期限は4月1日だが、夫人グループは、資格申請の日付を変更させ、夫の死亡日までを補償の対象にするために、資格取得日を変更するように圧力をかけている。
「グループ名を”征途の未亡人”といい、国内のメンバーはおよそ80人います。私には資格がないんです。なぜなら、夫は2006年2月6日か、または、それ以降に死亡したのではないですから。夫は、その日付以降までもつことになっていた。しかし、夫が死んだのは2004年でした」と、創設者ベティ・ハドソンさんは言う。
ハドソン・グループの全員の請求は、補償パッケージでは受け付けられなかった。この補償パッケージというのは、1966年と'1967年にエージェント・オレンジを撒布したことにより関連のある特異疾患に対して、元軍人に最高2万ドルの支払いをするものだ。
なぜこういう被害がでたかというと、アメリカ軍は、1966年と1967年に7日間にわたって同基地の一部で、エージェント・オレンジと、エージェント。パープルと、他の数種類の化学物質を試験撒布したのだ。
連邦政府の補償支払いには、厳しい条件が付いていた。つまり、1966~1967年に同基地の5キロ以内で仕事をしたか、暮らしていた元軍人か一般人と、エージェント・オレンジ曝露と関連のある疾病を持っていた人のみというものだ。
アメリカ科学アカデミー医学研究所で決定された通り、それらの疾病とは、ホジキン病、リンパ腫、呼吸器系ガン、前立腺ガンとタイプ2型糖尿病を指す。
この支払いに該当するのは、およそ4500人と予想される。復員軍人省によって拒否された878人の中には、ハドソンさんの請求も入っているが、これまでに2,153人が承認されている。
「征途の未亡人」は、最終期限の4月1日の前に予定される市民集会と抗議で補償パッケージ公開するように連邦政治家に圧力をかける予定だ。
「我々が知る限り、そして、我々が感ずる限り、請求は2007年に発表される前に、落とされてしまいました。それは正しくありませんし、これら未亡人にとって公平ではありません」と、ハドソンさんが言った。
未亡人たちの戦いは、ニューヨークからきたドキュメンタリー撮影班の目にとまった。
「多くの人々は、この補償パッケージには問題があると思っている。実際には、わずかおよそ2,000人が補償パッケージを得ただけだ。そして、315,000人以上の人が、化学物質による枯れ葉の試験期間中に基地の中を移動していた」と、ドキュメンタリーのディレクター、ダニー・フェイゲリー氏は言った。
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以上が、今年3月のニュースですが、なぜ、ここに取り上げたかと申しますと、
(1)なぜ2年間の半径5キロ以内の人なのだ・・・2年間でダイオキシンが死滅するならともかく。何もわかっちゃいないんです。
(2)なんで、あの病気だけなのだ。ダイオキシン関連特有の疾病があるわけではない。ダイオキシン関連といえど、普通一般にある病気なのだ。限定するする方がおかしいとおもいませんか。まやかしです。
(3)アメリカは、あちこちで、枯れ葉の実験と称して、実は人体実験も兼ねて行っていたのではないかと、疑わざるをえないことと、冒頭に書いたように、何時の時代も残された女性や子どもが大きな負の遺産を背負わなくてはならないのは、非常に残念だ、ということだからです。
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