自分自身の目でベトナムの枯れ葉剤被害者の苦しみを見た後、語ったアメリカの旧軍人の感想だ。そして、「自分は、完全にこれらの人々を支えていく」と誓った。
その人の名は、ダドリー・ヘンドリックさんだ(写真下。左から4人目)。彼は“平和と正義の島”会長だ。彼は2008年3月1日から15日まで、ヴェトナムの状況と、ヴェトナム戦争のその後を調査するためにベトナムを訪問した。ベトナム戦争は、爆弾と有毒化学物質で数百万人のベトナム人に障害を与えた。
3月3日に、ヘンドリックさんと“平和と正義の島”の3人の会員は、ハノイの友好村を訪問した。そこには、枯れ葉剤の影響を受けたベトナム人の傷病兵士やその子供たちが看護を受けている。
ヘンドリックさんも、枯れ葉剤の影響を受けている。彼は、友好村で被害の人の実情をみ、話を聞いて、深く心を動かされた。
「私は、アメリカ政府がこの国に残した戦争の遺産に対して、アメリカ政府はもっと責任をとってもらいたい」と、ヴェトナム通信社に話した。
ベトナムの枯れ葉剤被害者に対するアメリカ化学企業による補償を退けるというニューヨーク高等裁判所の判断に関して、彼は、「私は、化学企業とアメリカの司法制度が共に責任をとることを拒否したことに恐ろしく失望した」と、語った。
ヘンドリックさんは、帰国した後、州の議員に、自分がヴェトナムで見たものについて報告し、ベトナムの枯れ葉剤被害者の補償を叫び続けるように依頼すると話した。彼は「戦いは続ける。私はアメリカ国内における彼らの大使になるつもりだ」と強調した。
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