今年の愛のさわやかベトナム支援隊の活動は、貧困家庭の現金収入につながる豚の贈呈と経済的困難の中で勉学に励む生徒・学生に奨学金を贈呈すること、医薬品を贈呈することです。この他に、随時診断などができるように、眼科のお医者さん、カイロプラクティックの先生、施設の子ども達の体力増進のために音楽療法士の先生が参加します。
私たちの会の奨学金には、ベトナムを象徴する『蓮の花奨学金』と名付けて、すでスタートしています。
今年の奨学金授与は、ハノイ、ニンビン省、クアンガイ省の3地域で、合計15人になりそうです。
私たち大人が日本社会から受けた恩恵を、枯れ葉剤被害に苦しむベトナム人に分けようという考えです。
各人が受けた恩は次の世代に渡して、初めて完結すると言われます。ベトナムの若い世代に大いに勉強してもらおうと願っています。
今年の2月にフランスの人道活動団体が、やはり奨学金をスタートさせました。その内容を、ここでご紹介しておきましょう。
フランスの人道的なグループ(ヴェトナムの子どもダイオキシン被害者のための協会=ADCV)は、それがヴェトナム北部の5都市と行政区で、枯れ葉剤の被害を受けている子供たちに資金と奨学金を与えると、この2月に発表した。
奨学金支援計画は2月10日に始まって、2011年まで続く。
この奨学金計画の下で、ハノイ市、ハイフォン市、バックザン省、ハーナム省とナムディン省で、経済的困難と病気に苦しむ15人の子供の被害者たちは、3ヶ月毎に90万ドン(4、800円相当)の援助を受ける。
さらに勉学に励む他の15人の生徒には、年間200万ドンの奨学金を受ける。
フランスのADCVは2001年に誕生し、現在およそ200人の会員がいる。そして、その大半はフランス人、ドイツ人、ベルギー人とベトナム人だ。その奨学金計画を通して、同協会は枯れ葉剤被害者が生計を立てて、経済的負担を軽くし、無料の健康診断と治療の実施を援助する。
2001年以降、400人以上のベトナム人枯れ葉剤被害者が、ADCVの支援計画から恩恵を受けている。愛のベトナム支援隊から奨学金(昨年)
以上が、フランスのADCVの支援内容です。
私たちの会員は200人もいませんが、ADCVにほぼ近い内容で奨学金を提供しています。授与者数も同じです。
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