夕食後、レストランの明かりが消えた。蝋燭が乗ったケーキを持ったウェートレスが入ってきた。この日、参加者の名古良輔医師のXX歳のお誕生日であり、沼津のあいあい眼科クリニック開院20周年の記念すべき日だった。「ハッピーバースデー・トゥーユー~~」 期せずしてコーラスになった。
レストランも、ハノイの風景を描いた石の楯を誕生祝いに贈呈してくださった。
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こういう和やかな一時でも、ベトナムとアメリカはぎしぎしやり合っていたのです。
これから、その話を短くします。
越米合同諮問委員会(JAC)のケビン・タイクマン共同議長は、ダナン国際空港(下の写真)にベトナム戦争当時から残されたままの残留オレンジ剤や残留ダイオキシンを一掃するためには、一連の努力が必要である、と語りました。
タイクマンはハノイで開かれたレンジ剤/ダイオキシン問題合同諮問委員会の3回目の年次総会に出席し、アメリカ上院がヴェトナムに認めた300万ドルの補助金の運用方法について議論していました。
この議論の仕方についても、いつか、ブログに書きます。
ダナン国際空港は、許容レベルより300ー400倍も上回るダイオキシンが含まれており、いわゆる高濃度汚染地点なのです。空港周辺の浄化費用は1400万ドルと予想されており、米国からの補助金の半分がこの汚染対策に費やされます。 ダナン空港
「300万ドルは、巨額の費用だ。他の機関が我々の仕事を注視していることは、喜ばしい。そして、彼らは我々の支援を望んでいる。私は我々がより良い結果を出すためにいろいろの組織を結合できると思っており、ずっと多くの支援が受けられること希望している」と、同共同議長は語りました。
何が巨額の費用なのでしょうか。冷静に考えてください。被害者に一銭も出していないアメリカが出したにしては、巨額かもしれません。
しかし、ベトナムの被害者は、現在300万を超えていると思われます。”巨額”と言われる金額を被害者の数で頭割りをしてみてください。なんと、一人1ドルにも満たない微少の援助額に早変わりします。実態は、そこです。
タイクマン共同議長は、べトナムとの作業はスムーズに進んだと述べ、彼がダナン地域の環境と公衆衛生の改善のために300万ドルの補助金を使いたいと言いました。
JACは、この活動には、アメリカの国務省、国防総省、保健当局、環境保護局、防疫管理センターなどの機関が参加することになりそうです。委員会は、将来の政策の参考に寄与するために両国政府に提言するため、健康管理と、科学的討議を通してオレンジ剤とダイオキシンが環境に与える影響に関する研究で、両国間の調整と協力を増進するために取り組むのですが、
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