2011-07-25

蓮の花奨学生からの便り(36)

久しぶりに、蓮の花奨学生からの便りをご紹介します。このすぐ前のブログの記事が、ニンビン省のディエン君でしたので、ディエン君の手紙をご披露します。
今、ニンビン省は収穫の季節です。ディエン君の家の前の通りには、刈ったばかりの稲が干されています。その上を人が通っていきます。収穫の季節、ベトナムのどこでも見られる風景です。
ちょっとした大きな通りにも、稲を広げて乾燥します。
拝啓

愛のベトナムさわやか支援隊の皆様へ

私は1990年8月12日に生まれ、ホア・ルー高校の3年生で、トン・ヴァン・ディエンです。
住所:(北村:省略しました)
 東日本大災害や津波の被害状況をテレビやインターネットのニュースなどを通じて見て、心が痛みます。

ところで、私は2010年に皆さまから奨学金を頂きました。すごく感動しています。学校で一番優秀になりますように勉強を精一杯で頑張りたいと思います。

今年の高校の卒業試験が終わりましたら、大学の進学の試験も一生懸命勉強します。自分の将来のために、一人前の男性として社会に貢献したいと考えます。

私の家族も、皆さんから援助と応援を頂いて、心から感謝しています。

最後に、皆さまもどうかお元気で、「ご健康、ご幸福」になるようにお祈りしています。      敬具
 

こういう決意が述べられています。ディエン君は、もう高校を卒業しました。旅行・観光関係の短期大学への入学を希望していました。その希望を達成できるように、応援したいと思います。8月には、合格の話を聞ければいいなあと、願っています。
上は、お父さんとお姉さんに挟まれた、ディエン君です。
家の前庭は、穫(と)たれたばかりの籾つきの米がびっしりと敷き詰められていました。これでも、一家が一年食べていくにはたりないとのこと・・・苦学してでもなんとしても、学問を修めてもらいたいと強く私たちは願っています。

北村 元 愛のベトナム支援隊
Love & Support Vietnam
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