2010-09-12

支援の旅(12)眼科検診3

英語のCの文字に相当する輪がどちらに空いているかです。あの「C」の輪の名前を御存知ですか?? あれ、ランドルト環っていうんですよ。 19世紀後半から20世紀初頭のフランスの眼科医ランドルトが考案したものです。
この子↓は、困っています。説明が理解出来ていない可能性もありますね。
真剣になっています。かわいいですね。↓ この子の家の今日の夕食の話題は、これでしょうね。きっと。
あかねお姉さんと梨沙お姉さんも、一所懸命でした。
1909年イタリアで開催された国際眼科学会で、国際指標として制定された万国共通の規格だそうです。直径7.5mmのランドルト環にある幅1.5mmの切れ目を、5メートル離れた場所から見ることができると視力は1.0となる。
実際の視力検査では、ランドルト環以外に、外国ではアルファベットのEなどが使われていすが、日本ではひらがなやカタカナが今も使われているんでしょうか?

どっちかな? 左かな? ↓
名古医師が診察している”別室”を見学しました。湿度高く、結構むんむんしていました。ご苦労様です。↓
名古医師が、器械を使って診断していました。
この器械、ダナンに行く時、ハノイの空港でひっかかりました。妙な陰影?で、何だ! ということなったのでしょうか。
別に、危ないものではありません。すぐ、Okがでました。当然ですが。
名古医師が、自費でこのためにお買いになったそうです。私たちも、「そう簡単に差し押さえられてたまるかぁ」という気持ちでした。
だけど、因みにおいくらするものですか?

レチノスコープ(スキアスコープ、検影器)といいます。名古先生の説明です。
「スキアスコープを用いると更に所見を得ることができます。この手法は光源を前後に移動させながら患者の網膜に長方形他の光のビームを収束させ、反射光を観測することで、屈折の程度を見るものです。円錐角膜は「鋏状反射」を示す疾患の一つです。これは鋏の二つの刃のように二つの反射帯が接近したり離反したりする現象です」
予想に反して、ダナンのこの小学校では、メガネをかけた児童が多く、検眼に時間がかかった理由でした。薄暗くしたこの蒸し暑い教室で、児童も、名古医師も、新谷さんも良く頑張りました。ご苦労様でした。(つづく)

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