2011-07-28

蓮の花奨学生からの便り(38)


寄付金を頂きました
①7月25日 瑞枝・リンカーン さま(在豪州)
②7月27日 佐々木 あかね さま(在ベトナム)
ありがとうございました。大事に、有効に使わせて頂きます。 愛のベトナム支援隊 北村 元
蓮の花奨学生からのお便りのご紹介です。今回はニンビン省とダナン市から来た手紙のうし3通です。
ニンビン省のドー・トゥ・フエンさんからのものです。
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2011年5月25日
拝啓  愛のベトナムさわやか支援隊の皆様へ

2011年3月11日に東北大震災や津波の被害を受けた方々にお見舞いを申し上げたいと思います。この災害は日本人が悲劇、損失等を抱えるだけでなく、世界にもパニックを引き起こしました。また、大震災が起きた所のガレキの画像をテレビや新聞などを見て、すごく心配しました。
「日本のこの災害を乗り越える」ために、日本に何かをしてあげたいという気持ちで一杯になりました。そのために、ベトナム共和国は勿論ですが、私の家族も日本へほんの少しお金を寄付をさせていただきました。この被害状況の中でも、日本人は冷静で皆で力を合わせ忍耐力を持って立ち向かっているからこそ、私はすごく日本人をとても尊敬をします。
フエンさん
昨年、皆さんにお会いした時、色々な応援していただきましたので、一生懸命勉強しました。各科目成績結果は全「優秀」で、それに全学校の数学試験は2位を獲得しました。

そして、次の新学期からはもっと良い結果を得る為に、毎日努力し続けます。私の夢は日本へ留学する事です。何故なら、ずっと前から、日本の科学技術の目覚しい発展と日本人の勤勉さ、厳しい自然条件の中でも頑張って克服する事などを聞くと、すごく憧れて、その様な日本へどうしても行って勉強したいと思っています。

私たちは愛のベトナムさわやか支援隊の皆さんに支援を継続してもらいと望んでいます。

最後に、皆さまと皆さまのご家族がお元気で、「ご幸福、ご成功」をお祈りしています。かしこ

DO THU HUYEN ドー・トゥ・フエン
フエンさん、全「優」 おめでとございます。数学も2番目ですか。数学が苦手だった私は、正直に尊敬します。私は中学校の期末試験で百点を取った自信があったのですが、答案用紙には百が消されて零点がついていました。先生に文句を言いに行きましたら、名前が書いてないからだと言われました。・・・それから、ひねくれて、数学は勉強しなくなりました。今頃反省しても、遅すぎるのですが。
フエンさんは、日本留学を目指していますか? 枯れ葉剤の被害者でアメリカ留学している人もいると聞きますが、ぜひ日本留学を勝ちとって下さい。日本留学は、決して楽では無いと思いますが、それはアメリカとて、同じと思います。
今年の奨学金贈呈式では、フエンさんに、サプライズがあると思います。お会いできるのを楽しみにしています。【北村 元から】
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次は、ダナン市のトアン君からのものです。

愛のベトナムさわやか支援隊の皆様へ
皆様、お元気ですか?

9ヶ月の学習が終わり、今日から3ヶ月くらいの夏休みに入りました。この夏休みが終わると、高校3年生になり、最後の学年ですから、頑張って勉強したいと思います。でも、体があまり丈夫でないので、高校を卒業したら、大学に進学できないと思います。

皆様、今まで支援していただき、本当にありがとうございます。3月11日の東日本大震災が起きて、多くの人々が亡くなり、現在でも、とても困難な生活している人々も沢山いると思います。私よりもっと困っている人々がいると思いますので、もし皆さんが、私にして下さったように支援してあげたら、喜ぶと思います。

(中略=プライバシーに関することが書かれていますので、カットしました)
 私の学習成績が「良」になりました。

最後に、愛のベトナムさわやか支援隊の皆様、どうかお元気で、体を大切にしてください。

LA THANH TOÀN君 ラ・タイン・トアン 高校2年生
お母さんとトアン君
お手紙ありがとうございました。
東北の震災に想いを寄せてくれてありがとうございます。そして、いよいよ、最後の高校生活ですね。「良」になったのはよかったですね。体が不自由で勉強も大変だったと思います。よく頑張って勉強をされたと思います。尊敬します。大学への進学の希望はあるんでしょ? 体のことが問題なのでしょうか? まだ考える時間はたっぷりあるし、今年訪問したときに、また話しあいをしましょう。
東北の人たちも、明日に向かって立ち上がっています。トアン君も、将来に向かって進んでください。
元気で、会いましょうね。【北村 元から】

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次は、ダナン市のグエン・トゥイ・ハンさんのお手紙です。

ダー・ナン、2011年6月13日
拝啓 愛のベトナムさわやか支援隊の皆様と宮尾和宏さんへ

時間が早く通り過ぎて、後2カ月で静岡の支援隊の方々から奨学金を受け取って丸一年になります。これは2回目のお手紙です。

皆様はお元気ですか?仕事は順調に行っていますか?
私は東日本大震災・津波の被害で日本の国民の皆様の悲劇に心を痛めています。心からお見舞いを申し上げたいと思っています。私達は災害復旧を心から応援したい気持ちでいっぱいです。どんな苦難に遭っても勇気と強調の精神を持って立ち向かう日本人をみていると、とても感心し、心から尊敬します。

最近、私の健康はあまり良くありません。特に、天気が激しく変わると、よく病気になりますが、母に心配をかけさせないように我慢しています。
ところで、今年の後期の試験が終わり、2年生の最終成績は「良」になりました。そして、夏休みは一週間で、健康診断の為に、ハノイに行くつもりです。

3年生になって元気な体、丈夫で健康になることを望んでいます。そして勉強が順調に行く事を願っていますが、現在の健康の状態が自分で十分分かっていますので、出来るだけ無理の無いように頑張りたいと思います。

最後に、特にダー・ナン市でベトナム戦争の枯葉剤の被害者に対しても愛のベトナムさわやか支援隊の皆様から支援を受け続けることを心から願っています。今まで、大変お世話になりまして、心から感謝します。それに、支援隊を応援して下さっている方々にも宜しくと申し上げたいです。皆様、何時までもお元気で、幸せになるようにお祈りしています。

NGUYEN THUY HANG(グエン・トゥイ・ハン)より
ハンさんの綺麗な手紙 
ハンさん、お手紙ありがとうございました。ハンさんの写真が、実はないんですよね。それは去年の8月16日の奨学金贈呈式に、病気のために出席できなかったからですね。今年は、絶対にお会いしましょうね。「絶対に出席するんだ」と心に決めてください。
体の調子があまりよくないようで、心配になります。しかし、一生は長いです。無理せず、長い間かけて勉強するようにしましょう。生涯勉強です。
ところで、6月12日の日曜日、枯れ葉剤被害者の代表の一人としてスピーチをしたそうですね。良い経験をしましたね。今度あったときに、その内容を教えて下さい。興味があります。
東北の人々のことを心配してくれてありがとうございました。東北の人も、大変です。まだ、会ったことも無い人からの絆に元気づけられています。現地の子供達が一番安心する言葉は、「大丈夫だよ」という言葉だそうです。被災した方々は、ほとんどがゼロからの出発です。物の復旧も大事ですが、「心」の復旧もとても大事です。でも、「まげてたまっか」と東北弁で、少しずつ立ち上がっています。後ろを向いてもしかたがありません。皆前を向いて、上を向いて進んでいます。お金や物の支援だけが支援ではありません。離れていても、寄り添う気持ちが嬉しいのです。
8月には、元気なお顔を見せて下さいね。【北村 元より】Posted by Picasa

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