2011年も、3月に入ってしまいました。3月一番最初にご紹介するのは、ヴィンフック省の女子高生です。
本やノートや勉強道具などがある勉強机に座って、私と小さな灯りしかないこの空間から、皆様に楽しいことと悲しいことを手紙で送りたいと思います。ずっと告白できてなかったことを話します。告白できれば、心が楽になり生活できると思います。毎日、鳥みたいに自由に遊んだり、誰にも叱られることなくどこへでも行けることが夢です。グエン・ティ・ヴィン
ヴィン・フック省ラプ・タック郡
ずっと前から、寂しい生活をしてきました。自分がこの社会の一員、家族の中の一人、学生と認められていますが、時々、自分が物質のために生きていると感じています。私には枯れ葉剤被害者の父がいるのが誰も理解してくれません。しかし、私にとって父はとても素晴らしい人、尊敬できる人、守ってくれる人と思っています。私が成功し素晴らしい人間になるために、家族の皆からいつも愛され育ててもらっています。でも、自分は、勉強の事にかけては自信がありません。
そう、学習の成績の報告を忘れました。
高校の二年生の最初頃、いつもいい子なら、学習のことに関してちゃんと責任を持たないといけないと考えました。家族のお爺ちゃんお祖母ちゃんや両親に寂しい思いをさせないように頑張りました。そう考え続けて、頑張ってきました。家族の期待に応えて、私は一生懸命勉強します。そして、成績に対しては自分でも自慢出来ます。夢の一部を達成しましたが、これから先のことはまだ沢山あります。
今、鳥(白鳥)になりたいです。なれれば、直ぐに日本まで飛んで行って皆様にお会いしたいです。無理な夢ですが、そんな夢を見ています。もしかして実現できたらどうなるでしょうか! 私は嬉しいです。そして沢山の知らないことに挑戦できると思います。
現在皆様の状況はいかがですか? 幸せに暮していますか? 寂しいことがありますか?私は皆様の成功と幸せと夢を達成できますように、祈ります。
近いうちに皆様にお会いできればいいなと望んでいます。
ここまで書きましたが、眠くて、手が疲れました。インクもなくなってしまいます(※翻訳者クエさんは、「冗談の表現です」と書いてくれました)ので、失礼致します。
またお会いしましょう。
いつも皆様のことを思い出していますよ。
NGUYEN THI VINH
ヴィンさん、お手紙ありがとう。便箋4頁に書いてくれました。夢のあるお手紙ですが、枯れ葉剤のお父さんがいらっしゃることを誰も認めてくれない・・ということが、具体的にどういうことかわからないので、いつか、教えてください。社会的に不公平なことをさしているのか・・・・????だとすると、心が痛みます。
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