2009-12-30

枯れ葉剤被害 海外の支援広がる

今年も、あと残り1日となりました。行く年を前に、この1年を振り返り、ブログでは健闘させてもらいました。日本の新聞には殆ど載らなかったパリでの良心の裁判も、出来るだけカバーしました。すべてを日本語の印刷にして、ハノイの枯れ葉剤被害者協会の本部に、宮尾会長よりお届けしました。全く悔い無しです。
本日で今年掲載した記事は、145本。2.5日に1本のペースです。枯れ葉剤被害者への日本人の支援者は世界的に見れば、未だ多くありません。最近は、ヨーロッパの人たちの支援が増えています。もちろん、アメリカ国内も。原爆に並ぶ戦争被害であると同時に、人数は原爆被害者の比ではありません。
来年もまた、力の及ぶ限りを、少しでも被害者支援に走りたいと思っています。
愛のベトナムさわやか支援隊が始めた蓮の花奨学金は、金額面でフランスの大型団体に肩を並べました。蓮の花奨学生からの便り(6)は、来年早々掲載するとして、ひとまず今年は、本日をもって、終了させてもらいます。
今年最後の話題は、海外からの支援広がる・・というニュースです。
♪~♪ d(⌒o⌒)b♪~♪ランラン  ヾ(●⌒∇⌒●)ノ わーい
ヴェトナム-長崎交流評議会は、ベトナムの枯れ葉剤被害者支援のために50万円(約1億ベトナムドン)を目標に募金活動を開始した。

この行事は、ヴ・フイ・ムン駐福岡ベトナム総領事の長崎訪問にあわせて始まった。

長崎滞在中に、ムン総領事は、経済、社会、教育と文化協力の促進方法を話し合うために、長崎県当局や、友好・社会機関の代表の300人以上と会見した。
一方、フランスのマリン・スポーツ選手、アラン・ラリブさん(写真下)が、ベトナムの枯れ葉剤被害者にクリスマスの贈り物としてVND400万ベトナムドン(約2万5千円)を寄付した。
額は少ないですが、遠いフランスの一スポーツ選手が、遠いベトナムの被害者のことを思うことがすごいことですね。もちろん、フランスがかつて植民地宗主国であったことと無縁ではないと思いますが。それでも、です。そういう輪が、もっとスピードをつけて広がっていくことが必要です。
彼は、2010年7月にフランスで行われる次期ロト競技会でのすべての収益を、ベトナムの枯れ葉剤被害者に贈呈する計画にしています。だから、今回の寄付は、イントロダクション 序奏でしょうか。
今年も、当支援隊に、変わらぬご支援をありがとうございました。来年は、枯れ葉剤被害者の方々に、何か画期的な年にならないかと思いを強くしています。2011年は、枯れ葉剤が撒かれて50年ですよ。一人でも、多くの被害者と家族に笑顔を・・・そんな気持ちを抱いて闘っていきたいと思います。
                          
枯れ葉剤被害者とそのご家族に、心休まる日が一日も早く来ることを祈りつつ、来年の皆様のご健康とご幸福をお祈り申し上げます。
                             
本年もありがとうございました。(北村 記)Posted by Picasa

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