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19世紀まで仏に捧げたパゴダは、カイン・トゥイ・ホールの跡地に建立された。それは玉山祠と名付けられた。それは、真珠島の上にたてられたからだった。
その後、このパゴダは、学の神である伝説上の人物ヴァン・スオンとヴェトナムの名将チャン・フン・ダオを祀る寺院となった。
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その塔の上の部分に、彼は、三文字の漢字を彫った。「タ・タイン・ティエン」と。意味は「青い 空に 書く」だが、それは、本物の正義の人間の決意と意志の高さを表している。
寺院の門の上の三匹の蛙の後ろに置かれた桃に似た石に、「ダイ・ギエン」(硯)という文字が彫られている。硯の塔を過ぎると、フック橋だ。そこは、“幾筋かの朝の光が集まる所”を意味している。ドック・トン丘と塔の由来についても説明をつけた。
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玉山祠には、インク・タワーから始まってダック・グエット・ラウ、チャン・バー・ディン、祈念堂まで多くの文章が掲げられている。北部の有名な学者の言葉が書かれている。
祈りの家の前に、チャン・バー・ディンがある。それは防波堤である。湖上を見渡すと、南西の方向に、16世紀末期に建造された亀の塔がある。この建物には歴史的、芸術的意義はないが、数世紀前に建造されて以来、ハノイ人にはなじみ深いものになっている。
今日、湖周辺一帯を、ハノイの人は、ボー・ホー(歌の湖)と呼ぶ。テットの時、真夏のお祭りの時、人々は、特に歩き、話をし、そして楽しく賑やかに遊ぶからだ。
ホアンキエム湖と玉山祠をみた人が、ギリシャの詩人の言葉を思い出してこう言ったという。「市の中心部の花のバスケット」と。(おわり)
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