2009-11-04

ダウに呼びかけよう

ベトナム枯れ葉剤被害者全国組織の枯れ葉剤被害者協会のグエン・チョン・ニャン副会長から送られてきた資料を、翻訳の上、掲載しました。送られてきたのは、10月28日です。


エージェント・オレンジに関する国際企業告発キャンペーン
ダウ・ケミカル  正しいことをせよーベトナムのエージェント・オレンジ被害者に保証せよ

ダウが約束する企業責任はどこに?

ダウケミカルは、水危機の解決に邁進することを詠って「人間の視点に立つ企業」と自己宣伝している。同企業の製品であるエージェント・オレンジは、科学の世界では最も有毒な物質、ダイオキシンを含んでおり、ベトナムにおける重度汚染地帯では、水と土地に害毒を与え続けていることも含めて、3世代以上も続く人間と生態学的な破壊を引き起こしている。



エージェント・オレンジはダウの責任

何百万リットルというエージェント・オレンジと他の有毒化学物質は、ヴェトナム戦争中にベトナム領土に散布された。化学企業は、当時、枯れ葉剤が人体に有毒であるということを知っていた、かつ、彼らは企業利益擁護のためにダイオキシン除去処置を講ずることをあえてしなかった。1961年から1971年までの間、ダウはヴェトナム領土に死を振り撒き、環境破壊をもたらすことで何十億ドルという利益をもたらした。

ダウ: 非人間的な要因は、ヴェトナムで水危機の原因となる!

これは、彼らの主張だ。
                 
冷酷な結果 – 病んだ世界
300万人以上のベトナム人が、エージェント・オレンジによって死亡したり、疾病にかかるか、障害を引き起こされた。
エージェント・オレンジは、散布を受けた人たちの第2第3世代の子どもに、死、ガン、呼吸器系統の疾病、生殖機能の疾病と重大な先天性欠損症を引き起こす。
エージェント・オレンジベトナムのあちこちで、環境や生態系を毒した。
ダウは、人間の肉体を焼くナパーム弾も製造した。
ダウはインドのボパールで起きた爆発で受けた何千人の苦しみに対しても責任がある。それは、1984年の工場事故で飛散した土地と水の中の有毒化学物質の浄化をすることを拒否したからた。
モンサントは「ラウンドアップ」という殺虫剤の使用を通じて毒物を拡大し、世界の極貧国へ食糧の種を配ることにより食物持続性を機器にさらした危険にさらしている。
ダウは、アメリカと世界各地の自己の工場周辺で、土地と水に毒物で汚染している。
共同行動をとろう! ダウに被害者への責任を果たすよう要求しよう!
 ダウに呼びかけよう:ヴェトナムのエージェント・オレンジ被害者に補償と援助を提供することで、戦争の傷を癒やせと。
 ヴェトナムに作られた重度汚染地帯には致命的な化学物質が環境の中に留まっており、その汚染地帯の浄化をダウに要求しよう。
 それがエージェント・オレンジの被害を受けている米国、カンボジア、ラオス、韓国、オーストラリア、ニュージーランドとカナダの人々に補償する義務があることをダウに呼びかけよう。
 ボパールの環境浄化をせよとダウに訴えよう。

Vietnam Agent Orange Justice committees are forming in the U.S., and across the world

ベトナム・エージェント・オレンジ被害正義者の正義を訴える委員会は、アメリカや世界各地で誕生している。

以上が、送られてきた全文です。一層の理解を深めていきたいと考えますが、いかがでしょうか。 

上記にありますボパール事故について、ウィキペディアから引用しておきます。


ボーパール化学工場事故は1984年に発生した世界最悪の化学工場事故である。インドのマッディヤ・プラデーシュ州の州都ボパール で操業していたユニオンカーバイド社(当時)の子会社の化学工場から約40トンのイソシアン酸メチル (MIC) が流出し有毒ガスが工場周辺の町に流れ出した。この有毒ガスは肺を冒す猛毒である。

事故は12月3日の深夜に発生した。スラムであったため、人口密集地であったことと夜だったために逆転層が生じ、有毒ガスが拡散しなかったことにより有毒ガスでその夜のうちに2000人以上が死亡し、15–30万人が被害を受けた。数ヶ月以内に新たに1500人以上が死亡し、最終的に、様々な要因で1万5000人~2万5000人が死亡したとされる。

現在もなお工場から漏れ出した化学物質による周辺住民への健康被害が続いている。また、工場を管理していたユニオンカーバイド社への訴訟や責任問題が未解決である。

北村 元

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