2009-11-07

ハットフィールド社の調査結果

ハットフィールド社(1) 

最新のエージェント・オレンジ(ヴェトナム)の調査結果が、第4回米越合同諮問委員会に提出されました。
今回から3回にわたって、ハットフィールド社関連のニュースを掲載します。

【ダナン】ハットフィールド社とヴェトナム政府は、ダナン空港(ヴェトナム)におけるダイオキシン汚染の総合評価の結果を、環境レベル、人体の曝露、被害緩和対策の選択肢研究と題して、9月8日に行われた第4回エージェント・オレンジ/ダイオキシン米越合同諮問委員会に提出した。
この委員会へ提出にともなって、ハットフィールド社の研究は、AFP及びAP通信によって、シカゴトリビューン紙に報道された。
エージェント・オレンジ旧貯蔵地域・ダナン ハットフィールド社撮影
上の写真は、ダナンが米軍基地だった時に、エージェントオレンジを貯蔵していた所の近くを流れる小川です。この水源一帯が重度に汚染されているのでしょうか。

この会議への提出にともなって、ハットフィールド社の研究は、AFP及びAP通信によって、シカゴトリビューンに報道された。

1994年以降、ハットフィールド社は環境と人間社会におけるエージェント・オレンジ/ダイオキシンの影響を評価、軽減するために、ベトナムで主要な有毒化学管理計画を実施してきた。

ダナン空港でダイオキシン汚染の高レベルが記録されたことから、この場所が、米越両国政府の主要な研究対象地域となった。

過去5年にわたって、ハットフィールド社は、国家運営委員会(33委員会)、ベトナム国防省とヴェトナム-ロシア熱帯研究センターVRTC)の支援を受けて、空港の内外でエージェント・オレンジ汚染の総合的な評価を実施した。

その評価は、環境及び人間の体組織のサンプリングと人間の健康調査を対象とした。研究結果に基づいて、汚染地域の完全な改善計画を実施する前に汚染曝露を軽減するために、ハットフィールド社と33委員会は、いくつかの緩和対策が勧告した。

この地域におけるハットフィールド社の作業は、国際社会からヴェトナムのダイオキシン曝露に関する最も総合的な調査と認められた。その報告書は入手可能である。

ダナン報告を入手希望は圧倒的な数にのぼった。その結果、ハットフィールド社は、関心ある団体には、自社のサイトから完全な報告書をダウンロード出来るようにした。
サイトのURLは: hatfieldgroup.com/about+us/newsdb.aspx?nid=52

ダナン空港(ヴェトナム)のダイオキシン汚染の総合評価のコピー:環境レベル、人体への曝露、そして影響緩和の選択肢に関する報告書は、ハットフィールド社のウェブサイトで10月初めに入手可能となる。(北村註:11月6日現在、アクセスできていない)

ハットフィールド社のNews RSSへの配信か、電子メールを通してハットフィールド社ニュース最新版を受けられる。

ハットフィールド社のエージェント・オレンジの調査をさらに知りたい人には、ハットフィールド社の進行中のエージェント・オレンジ対策専用のウェブページもある。(了)

ハットフィールド・コンサルタント社(ハットフィールド)のご紹介をしておきましょう。
                          
1974年設立。南北アメリカ、アジア、ヨーロッパとアフリカで1,500以上のプロジェクトを引き受けてきたカナダの環境コンサルタント会社。ハットフィールド社は、環境評価とモニタリング、汚染物質監視、GIS(地理情報システム:地図上に様々な情報を重ね合わせ表示・検索・分析などを行うシステム)と遠隔探査(環境情報システム、水生の生態環境と生物多様性評価)の分野で情報提供をしている。
                           
(この項 次回につづく)Posted by Picasa

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