27回目は、ニンビン省出身のグエン・ティ・ホアさんです。
初めての手紙ですね。今、ハノイで勉強しています。それでは、ご紹介しましょう。
ハノイ 2011年3月5日
拝啓、愛のベトナムさわやか支援隊の皆様とKITAMURAさんへ
手紙を書くのが遅くなって、すみません。愛のベトナムさわやか支援隊の皆様と北村さんとご家族と皆さんは、お元気ですか?仕事は順調に行っていますか?
実は、今年の学期の結果が出た時に手紙を書こうと思いますが、まだ全科目の結果が出ていません。
私にとって、去年の学期の結果が良くありませんでした。成績が下がったように思っています。7科目の中で3科目はB、2科目はC、残っている2科目は良い点数を得るように頑張って勉強していますけど、恥ずかしい結果を知らせて本当に申し訳ない気持ち
です。
です。
学校以外に、アルバイトしながら学校でのいくつかの活動を参加しています。喫茶店でのアルバイトはあまり大変ではないですが、かなりの時間を占めるので、学習成績が良くなくなりました。でも、自分がまだ頑張っていないのではないかと思っています。しかし、私は、これからはそのアルバイトを止めて、学習時間を優先にして努力したいと思います。
上に書いたことは、去年の学期のすべて出来事でした。私は結果があまり出来なく、本当に申し訳ないと思っており、今学期はもっともっと頑張りたいと思っています。
最後ですが、愛のベトナムさわやか支援隊の皆様と北村さんとご家族もお元気で、幸福になりますようにお祈りしています。
またお会いできたらいいですね!!
※初めての日本語のテストの結果も、一緒に送りました。(笑)
NGUYEN HOAより。
お手紙ありがとうございました。大きな紙に書いてくれましたね。私たちは、元気です、ご心配ありがとうございました。私たちよりも、いま東北の方々が、地震、津波、そして原子力発電所の事故で大きな不安を抱えています。困ったことです。日本人の智慧でなんとか解決したいですが、できるかどうか。たくさんの学生、生徒も、被害に遭っています。勉強をしたいけど、まずは自分の地域を住める環境にと一所懸命ボランティアに励む大学生もいますし、お年寄りや障害をもった方々の面倒を見ている人もいます。豊かになった日本も、一瞬にして戦後の焼け跡のような光景になりましたが、日本人は、このままで終わりません。必ずや、昔以上に住みよい町にすると思います。被災地の復興が一日も早く進み、原発の暴走が止まって、安心して住める国土になるように、毎日祈っています。
日本語の勉強を始めたのですね。日本語の仲間が増えることはとっても嬉しいです。「なんとなく・・・」始めたにしても、ぜひ、ものにしてください。私は、日本語で飯を食ってきた人間です。いつか、何かご協力出来れば、これもまた新しい貢献につながります。「竹の節を一つ破(わり)ぬれば余の節亦(また)破るるが如し」という言葉があります。いろいろの意味にとれますが、ホアさんが日本語を始めれば、それにならう人が一杯出てくる・・という風にもとれます。それには、完璧にならうことです。せっかくやるんだもの・・・頑張りましょう。人ではない。自分です。自分が勇気を出して壁を破ることです。
そこから、日本企業に務めるという目標も悪くありませんが、越ー日の友好に大きな橋をかけるような大きな夢も持ってください。
今年8月また、お会いしましょうね。お母さんに宜しくお伝え下さい。
勉強・・頑張って、リベンジしてください。お元気で。
北村 元 愛のベトナムさわやか支援隊 Since1990
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