今月2日 アメリカ連邦最高裁は、ベトナム人が訴えていた、ベトナム戦争中の枯れ葉剤撒布による被害の補償を求める裁判で、訴えを棄却しました。
訴え続けてきた方々には、疲労感が濃いと思いますが、諦めずに更に同盟を組んで正義を訴えていきましょう。
非常に悔しい判決ですが、少しずつ、御報告します。
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3月2日ワシントン発
アメリカ連邦最高裁判所は、3月2日、ベトナム戦争にエージェント・オレンジ使用したとして、ダウ・ケミカル社、モンサント社などメーカーの化学会社を相手に、ベトナム人被害者とアメリカ復員軍人が興した訴訟を棄却した。
コメントもつけずに、裁判官は、原告は、化学剤に曝露したことによる被害という主張を追求できないという、ニューヨークの高等裁判所の判決の見直しも拒否した。
●ベトナム人被害者は、国際法に違反して、化学企業は、1960年代に南ベトナムでの撒布用に、アメリカ軍にエージェント・オレンジを供給した責任があると主張した。
原告らは、ベトナム人を代表して集団訴訟を求めた。高等裁判所は、エージェント・オレンジは、枯葉剤として撒布したのであって、人間を標的とした毒物兵器として使用したのではないと言う連邦判事の判決を支持した。
●アメリカ復員軍人或いはその親戚は、連邦判事と高等裁判所は、化学剤企業は責任を分離できるという政府契約の防御条項を主張できるという判決は間違っていると主張した。
1984年には、ダウ社、モンサント社など7社は、エージェント・オレンジが健康障害を引き起こしたと主張するアメリカ軍人との和解で、1億8000万ドルを支払った。
2009-03-05
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