先日、韓国の仁川空港に飛びました。大きな空港です。窮屈な成田と比べれば、素晴らしく広いです。私が驚いたのは、飛行機でも空港でもなく、機内食です。おいしいお粥が出るから・・・と知人に聞いていたのですが、なんと機内食で出たのはビビンパブです。
そして、それも、プラスチックの器ではなく、陶器でした。すげぇ!韓国伝統の青磁ではありませんでしたが、やはり本物はうれしいです。洋食と韓国食の選択でしたが、すかさず韓国食を選びました。どしっとした気持ちで食べることができました。
さて、もう一つ、同じ機内食の話です。ベトナム航空では、ベトナム伝統のPHO(うどん)を機内食で出しているようです。PHOは汁うどんです。ベトナム中部のミークアンや北部のブンチャーと違って、完全な汁うどんです。
ハノイのノイバイ空港のケイタリング・サービス社が智慧を絞って機内食用のPHOを開発したそうです。いまのところ牛肉入りのPHOで、これをフォー・ボーといいます。
地上にいれば、PHOをつくることはいとも簡単です。が、揺れる機内で汁うどんをサーブするとなると、一捻り、ふたひねり必要でしょう。機内食の安全基準と質を満たすには、なかなか難しいものがあるそうです。まして伝統の味を保つのは、かなり骨でしょう。ケイタリングの会社が考えたのは、圧縮したビーフボールだったようです。それに、パクチのような野菜をいれて、ハノイのPHOの味を出すんだそうです。できれば、やすっぽい器は避けていただきたいですが・・・。
ベトナム航空の全国際便で出るのではなく、今のことろ、ハノイ発、日本、フランス、ドイツ行きの便だけだそうです。私のように、オーストラリアにいる者には、言ってみれば復路に当たるので恩恵は及びませんが、もし機内ででたら、「フォー・ボー1丁っ」と楽しんでください。注文したは、ベルト着用のスイッチ押されたのでは食べられませんから。気流が安定することを祈っています。
ベトナム航空では、鶏肉入りのPHOをフォー・ガーと言いますが、そのうち導入するそうですよ。
シン・カムーン!!! では、又次回に。
北村 元 愛のベトナムさわやか支援隊
Love & Support Vietnam Since 1990