オバマ新大統領 正義を
英越友好協会のレン・アルディス事務局長(写真)は、オバマ氏が大統領に就任する前に書簡を送り、大統領としての1期目にベトナムの枯れ葉剤被害者とその家族に正義を認めるよう呼び掛けた。
アルディス事務局長は、昨年12月に、「すでに亡くなった多くの人々にとって、正義は否定されてきた。私は、貴下に要請したい。アメリカ裁判所の判決を待たないでほしい、と。(ベトナムの)被害者は待ちに待ってきた、そして十分長期にわたって苦しんできているのだ」と、書いた。
アルディス事務局長は、「南ベトナムにおけるアメリカ軍による8千万リットルの毒物使用は犯罪であり、その犯罪はベトナムの第3世代まで入り込む遺産を残してきた。現在はその段階に至っていなかれば、第4世代への影響は至近距離だ。」と、語る。
「正義の大統領殿、大統領としての1期目に、悲劇の被害者とその家族が、彼らが十分に値する補償を受けられることを確実に要求するものです」
アルディス事務局長は、アメリカ公民権運動の指導者、マーティン・ルーサー・キング牧師の発言を引用して、「いや、いや、われわれは満足していない、正義が水の如く流れ落ち、力強い流れのように本物になるまで、われわれは満足しないであろう」と、書いた。
そして、事務局長の書簡は、こう結ばれている。
「モンサントやダウが製造したエージェント・オレンジの悲劇的被害者である何百万というベトナム人が、マーティン・ルーサー・キング牧師の言ったように、いつかは夢をもたなくてはならない・・・」と。
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