支援をして下さっている方々には、旧年中のご厚誼に改めて御礼を申し上げるとともに、本年もまた出来うる限りのご支援をお願いする次第です。
昨年後半に、大釜一男前会長から会長を引き継ぎました。
一番最初の難関が、沼津市で開催した枯れ葉剤被害の写真展でした。
予想を超える参観者をお迎えし、新米の会長として胸をなで下ろしたところです。ひとえに、関心を持って下さった近隣の市民の方々、会に携わって下さった方々、会員の皆様に心より御礼を申し上げます。特に沼津五中の2年生が学年で見学に来られるなど、若い方の見学が増え、意を心強くした次第です。また、遠く千葉からもご来場下さったご夫婦もいらっしゃいました。感動致しました。
こういう反戦、特に化学戦争がもたらす醜悪の被害の写真展を、静岡のみならず、近隣の県や地域を問わず、開催出来たら・・とも、強い願望を抱いています。
今年も、ベトナム・支援ツアーの実施を目指し、走り始めます。昨年は、従来の音楽療法に加えて、眼科医の名古先生ご一家のご参加で、私どもの支援に、検診という新しい風を吹き込んでくださいました。
昨年から実質的に奨学金制度が稼働し始め、奨学金を受けたご家族からも感謝されましたが、今年もまた、支援内容もより充実させていく所存です。
支援隊もより団結し、リエンちゃん(写真2枚目)のような社会の底辺にいる世界市民との連帯を一層図っていく決意です。
戦いとはスピードです。限られた時間のなかで、どこまで頑張れるかが、勝負です。
「時は得難くして失い易し」とは『史記』の言葉です。
来年もさらに「全員が勝者」の線を生かして、更に充実させたいと念願しています。小説『戦争と平和』の最後で、ナポレオンの侵略に打ち勝ったロシアで、主人公たちが、それぞれに正しい人生を求めながら、幸福な家庭と社会を築く希望が描かれます。ベトナムに連帯の「幸福家族」を、どうつくるか。それが私たちの出発点であり、つまり結論です。
嵐を越え、あらゆる悩みを突き抜けて、ベトナムの友のため、社会のために、大釜前会長の築いた道を継承し、さらに新しい道を切り開きたいと思います。
社会は、全体があって、一人ひとりがあるのではなく、まず一人ひとりの人間があって、強く団結していけるよう、ベトナム社会に貢献していくことを目指したいと思います。
私ども至らない点は多々ありますが、2009年の出発にあたり皆様にご協力をお願いし、ご挨拶に代えさせていただきます。
末筆ながら、昨年ご声援を下さった皆様と、ご一家のご多幸とご健勝をお祈りりします。
2009年元旦
愛のベトナムさわやか支援隊 隊長 宮尾 和宏
2009年元旦
愛のベトナムさわやか支援隊 隊長 宮尾 和宏
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