ベトナム枯れ葉剤被害者協会(VAVA)は、8月10日のエージェント・オレンジ・ダイオキシン被害者の日を前にして、全国で10億ベトナムドン(約670万円相当)の募金を集めた。
同協会のチャン・スアン・トゥ副会長兼事務局長(写真下)は、7月29日、ハタイ省北部の被害者たちへの訪問を皮切りに、8月10日の被害者の日の激励行事を開始した。
同協会では、ハタイ省の友好村(写真下)、ハノイ市の平和村の他、ハ・ナム省やナム・ディン省の枯れ葉剤被害者施設などベトナム北部の施設の訪問を計画していた。ハノイの平和村で、ゲームをする子ら(上)
一方、南部のホーチミン市では、同協会のグエン・ゴック・フオン副議長による平和村やトゥー・ズー病院(写真下)、ティエン・フック枯れ葉剤子ども被害者センターの訪問が予定されている。
さらに、被害者への募金を集めるために、慈善芸術展や慈善スポーツ競技会の開催も計画されている。
この中には、8月9日にハノイのオペラ・ハウスで開かれる“正義と真心”をテーマにした芸術祭も含まれ、ベトナム・テレビでの放送が予定されている。
また、8月9日には、慈善ゴルフ・トーナメントが行われる他、同日にはハノイの友好文化宮では、芸術交流の夕べが開かれ、ヴェトナム・テレビで放送される。
同協会ハノイ支部は、8月10日の被害者の日を祈念して会議を開催し、地方自治体や担当省庁の幹部や、実業界からもトップクラスが出席する。
中国に隣接する北部のハザン省では、“枯れ葉剤被害者支援”の慈善宝くじを発行する他、省内の被害者を支援するため資金集めのために慈善ナイトショーを予定している。
8月10日の祈念行事は、全国で開催され、南部のバーリア・ヴンタウ省では215人の枯れ葉剤被害者に30万ドン(約2000円)相当の激励の品物が贈呈される。
8月10日の祈念行事は、全国で開催され、南部のバーリア・ヴンタウ省では215人の枯れ葉剤被害者に30万ドン(約2000円)相当の激励の品物が贈呈される。
ベンチェ省でも、1000被害世帯に、車椅子、成績優秀な17人のこどもに奨学金を贈るなど、激励の品物が贈呈される。
メコンデルタのビンロン省でも、被害者の生活改善のために600万ドンから800万ドンの募金集めを計画しており、省都ニャチャンのある中部のカイン・ホア省で300人以上いる被害者に無料診断と治療を行うことになっている。
0 件のコメント:
コメントを投稿