2008-02-01

写真展 開催のお知らせ

皆様に写真展開催のお知らせです
このたび、関係者のご協力を頂きながら、愛のベトナムさわやか支援隊は、沼津市で、2月19日から、ベトナム枯れ葉剤被害者の写真展を行うことになりました。
会場はサンウエル沼津。沼津市日の出町1-15 沼津健康福祉プラザ1F。
期間は2月19日(火)~3月3日(月)
期間中は、休み無く開館しております。展示開催時間は午前9時30分より午後9時半まで。
最終日のみ、開催は午後3時で終了です。
お誘い合わせのうえ、ご来場をお待ちしております。惨状をご覧になってください。
去年から今年にかけて、また、多くのベトナム人被害者が亡くなっていきました。枯れ葉剤による死は、なにもベトナムに限ったことではありません。アメリカでも、オーストラリアでも、またニュージーランドでも、そして韓国でも起きていることです。しかし、ベトナムにおいては、アメリカ軍が撒いた枯れ葉剤の被害者の数は、アメリカやその他の国の元兵士とは比べものになりません。人間として死は避けられませんが、尊厳をもって亡くなっていったかどうかが問題です。

ベトナム戦争後33年が経とうとしている今でも、戦争中の被害をひきずっており、ほんとうに恐ろしい戦争被害です。

私たちは、そのベトナムで被害者支援活動を行ってきました。それも、日本や他国の支援団体がほとんど入ってこない所で、です。

ある時、こういうことを言う日本人がいました。
「こういうことは、ベトナム政府のやることではないのですか?」と。

私たちのしていることは、ベトナム政府のやることでもあり、もっといえばアメリカ政府のやるべきことでもあります。そのどちらもがやらないなら、世界市民の私たちがやることです。

死を待つ人のみならず、病気で困っている人がいれば、ここから先は政府の役目と線引きする人がいるでしょうか?
路上に倒れた人をみて、笑っていく人がいるでしょうか?

1971年、ガンジス川中流の都市ベナレスにある「死を待つ人の家」で、「キリスト教徒は出ていけ」と、ヒンズー教徒が押し掛けてきてひと騒動が起きました。その時、マザー・テレサは、住民と市役所の職員に集まってもらい、こう訴えました。「人間を中心に考えてください。宗教のことは考えないで」

マザー・テレサはこうも言いました。
「最も不幸なことは、貧しいことそれ自体ではなく、誰からも必要とされていないと感じる孤独にあるのです」

これは、マザー・テレサが半世紀に渡って訴え続けてきたことです。

マザー・テレサは、路上で死にかけた病人を引き取っては、最後を看取りました。彼女の行為の特徴は、貧しい人を、死に行く人を「抱きしめること」でした。

一体、そこにどんな意味があるのか。甘やかすだけではないのか? という批判を投げる人もいました。
「金持ちは、いつもちやほやされています。私たちくらい貧しい人を甘やかせてもいいではありませんか」 これが彼女の答えでした。

私たちさわやか支援隊は、心からの対話を繰り返しながら、激励し寄り添い、できるだけ自立の道を探ります。

世界がベトナムの枯れ葉剤被害者を面倒をみないなら、せめて私たちが貧者の一灯でもともしてあげたい・・そんな気持ちでベトナム人を援助してきました。

生活援助、医療援助、学費援助、車椅子、補聴器、井戸掘り、音楽療法と幅広くおこなっている私たちの援助にご理解を頂きたいと存知ます。わずかな支援金でも結構です、古着の応援でも結構です。応援してください。
                           
そして、さらに理解を深めて頂くためにも、ボランティアーとして毎年8月の支援ツアー(日程は前号のブログに掲載)に参加なさいませんか?(朝日新聞参考)(北村 元記)Posted by Picasa

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