2007-12-13

旅の感想(7)

最大のニューフロンティアに 私も挑戦    上崎 理会子

2学期に入り、私は情熱の日(体育祭)の梯団執行部として活動させて頂き、また今は委員会の長として活動させてもらっていますが、片時もベトナムで出会った方々のことを忘れたことはありません。

施設や家庭訪問で出会った子どもたち(私もまだまだ子どもですが)の笑顔は、私の脳裏から離れることをしりません。

ベトナムで見たこと、聞いたことは、私の全く知らない世界でした。戦争の後遺症に苦しむ人々、貧困問題や衛生面など本当に様々な壁がある国だと思いました。

友好村での音楽療法 笑顔そして笑顔
自由競争が許されている世の中なので、多少の弱肉強食はまぬかれません。しかし、ベトナムは違いました。弱者は、ほんとうに大変な生活を強いられ、政府からの援助も十分ではない現状でした。

衣服も食糧も満足になく、今晩、目の前にならべられる数々の料理で、一体何人の人が満足に食べることが出来るのだろうと考えると、ご飯が喉を通らなくなりました。

そして何より、子どもたちの笑顔です。彼らは、ほんとうに素直な心の持ち主でした。枯れ葉剤の被害が彼らの体に及ぼしている障害をも吹き飛ばしてしまうような笑顔の持ち主でした。そんな子どもたちの笑顔を、私は守らなければいけません。そう強く感じました。
目が輝くベトナム・ニンビン省の子ら
ベトナム・スタディー・ツアーに参加した一つの理由として、私の進路が定まらないと言うことがありました。しかし、今、私には自分の将来のビジョンが見えてきています。

発展途上国の子どもを守れるような仕事に就くために、大学でも平和学や国際学を専攻しようと思っています。
黄色いシャツの女性が筆者
今回の支援ツアーで、私は、ほんとうに様々なことを考える機会を頂き、たくさんのことを学ばせて頂きました。ツアーに参加させてくれた両親への感謝の思いと、ツアー中優しくしてくださった方々への御礼をこめて、手紙を終わります。
 
“「精神の世界」「生命の世界」こそ、いよいよ本格的に人類が挑むべき、最大のニューフロンティアである”
 しっかりがんばってまいります。(了)
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