2011-01-27

ハノイ基金 発足

枯れ葉剤被害者支援のためのハノイ基金が設立されましたので、簡単にご報告します。
エージェント・オレンジ被害者のためのハノイ基金が、1月14日に設立されました。

この基金は、ハノイ市枯れ葉剤被害者協会によって確立されたもので、国の内外からの資金を集めることを目標にしています。ハノイ市内の枯れ葉剤被害者を面倒をみ、生活条件の改善や社会との一体化を目指しています。

発足式で、同基金に、寄付提供者から8億1510万ドン(41,565米ドル相当)が贈られました。

同基金は、今年の旧正月に地元の枯れ葉剤被害者に1,000の贈り物をするために、最低10億ベトナムドン(51,000USドル相当)の資金を集めたい」と、同基金のチャン・ティ・フオン・ズンさんが言っています。

ハノイ市内にはおよそ3万5千人の枯れ葉剤被害者がいますが、国からの手当を受けているのは、そのうちのわずか半数以下の16,000人です。

上の写真も下の写真も、施設に子どもを預けられない家庭です。子どもが何も出来ない、しかし、必要なときに、子どもは親の言うことを理解出来ない・・・・・・となると、親が面倒をみるしか方法はない・・・という人に少しでもこの基金が役にたてばいいと思います。
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