2008-04-19

2008年 愛のベトナム支援隊ツアー発表

日越国交樹立35周年記念
愛のベトナムさわやか支援隊2008年
ツアー に参加しよう!

今年は、ベトナムと日本が国交樹立して35周年になります。いろいろな行事が行われていますが、今年も、私たちは、枯れ葉剤被害者の支援で、この年を飾りたいと思います。

参加費は2年連続据え置きです。是非 是非 この機会にご参加下さい。日程 及び 参加費は、下記をご覧下さい。

来たれ、若人。 来たれ、ボランティア精神に燃えている方。

ハノイ市内のホアン・キエム湖

8月21日(木)
      成田11:00~VN955~14:30ハノイ
      着後ホテルへ ハノイ泊
      17:00~ドアン・ゴック・チャムさん宅を訪問・懇談 
      18:30~夕食

8月22日(金)
      08:00~(1)友好村支援
      14:30~(2)バクザン省障害の子ども村訪問

8月23日(土)
      08:00出発 ミステリー・ツアー
      11:00~ツアー後 タイビン省に移動→昼食                                 ホテルチェックイン後 在宅訪問 2軒

8月24日(日)
      タイビン省支援 一日 

8月25日(月)
      タイビン省支援 高校訪問(Tシャツ寄贈)
      高校訪問後 在宅訪問1軒
      昼食はTPタイビンで。タイビンVAVAとお別れ。
      13:30~ニンビン省へ ホテルチェックイン後旧559部隊員へ車椅子3台贈呈のため在宅訪問。

8月26日(火)
      06:15出発 ニンビン省支援 洪水被害の小学校で音楽療法 
      10:30~同小学校で、中学校2校の校長と生徒代表(可能なら)にTシャツ贈呈。
      昼食後 在宅訪問2軒。
      夕方 VAVA/旧559部隊と交流会

8月27日(水)
       08:30出発ニャンちゃん宅訪問+もう1軒在宅訪問
       昼食はTPニンビンで。
       午後 在宅訪問 1軒  その後ハノイへ(TPハノイ泊)

8月28日(木)
       ハノイ 希望者のみ、午前6時:ホアンキエム湖の体操に参加。
       朝食07:30~
       午前09:30~枯れ葉剤被害者協会訪問   
       その後       自由行動 ショッピング
       昼食・夕食は自前。

8月29日(金)
       出発まで自由行動
       昼食は自前
       18:30~ホテル発。(夕食)お別れ夕食会。
       21:20~ノイバイ空港へ

8月30日(土)
       ハノイ00:05~VN904~06:50成田
(着後解散) 介護の手伝いもあります。連れ出しもあります。観光もあります。下は昨年行ったタムコックです。

費用:18万9000円(2年連続据え置きです。他と比べてください。間違いなく安いです)
含まれるもの①航空券(成田~ハノイ往復) ②ホテル代=但し二人一部屋。 ③食事(8月28日の昼食と夕食。8月29日の昼食を除く) ④観光半日X2回。 ⑤現地移動費。 ⑥通訳代。 ⑦現地での謝礼。

費用に含まれないもの①成田空港までの交通費。②現地滞在中の通信費。③現地滞在中の洗濯代。④体調不調による薬代。⑤アルコール代及び清涼飲料代。⑥旅行障害保険。⑦マッサージ代や個人行動中のタクシー代など個人的費用。⑧ホテルなど公共物の破損弁済費用。

*なおベトナム国内での日程は、都合に変更することがあります。

申し込み及び問い合わせ先:愛のベトナムさわやか支援隊
①会   長 大釜 一男  055-971-0881
    
②事務局長 宮尾和宏    055-976-8822
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2008-04-13

ダン・ヴー・ヒエップ会長 逝去

ベトナムの枯れ葉剤被害者協会の設立当初から、ベトナムの被害者の全国的組織作りに奔走されてきたダン・ヴー・ヒエップ会長が、4月11日午前10時に、ハノイ市内の108軍中央病院で、82歳のご生涯を閉じられた。

ここに、愛のさわやかベトナム支援隊から、枯れ葉剤被害者救済へのご尽力を讃え、故人のご冥福を心よりお祈り申し上げたい。 同時に、ベトナム枯れ葉剤被害者協会のニャン副会長とトゥ事務局長に、最大のお悔やみを申し上げたい。

ヒエップ会長は、長いベトナム戦争の中で、中部方面軍司令官(そういう肩書きは当時の北ベトナムにはなかったが、そのような立場で)として、ベト君ドク君がうまれたコントゥム省のサタイで指揮を執ってこられた。
特に、アメリカ軍と北ベトナム正規軍の初めての衝突となるイア・ドラングの戦いで作戦の指揮をしたが、この戦いは、自軍に犠牲をだしながらも、抗米戦争勝利に一つの足がかりを作った歴史的な戦いである。

山奥に10年こもって、陣頭指揮を執り、「アメリカ軍を押し返し、南ベトナム政府軍を敗走させて、ニャ・チャンの海をみた時は、男泣きしました。海にたどり着けば勝つ・・と皆に言い続けてきましたので」と、語っていました。

私は、2008年3月26日 108軍中央病院の病床に、お見舞いにヒエップ会長を家内らと伺った。

会長は、目はほとんど閉じたままだった。肝臓から胃に、癌が転移したと聞いたが、痛みはなかったようだ。穏やかなお顔だった。
そして、いつものように、会長は小生との会話を続けた。

ヒ「日本のどちらの会社から来たのですか?」

北「昔、東京のテレビ局に勤めていました」

越外務省のタインさんが、「昔、ハノイの支局長をしていました」と補足した。
ここで、北村ということをわかって下さった。
ヒ「本をどの言語で出しましたか?」

北「日本語と英語で出しました」

ヒ「こちらに来てどのくらい経ちましたか」

北「2週間ほどたちました」

ヒ「東京で会いましょう。必ず会えますよ。これからもたくさん会う機会がありますよ。半年くらいこのように寝ていますけどね」

北「ご回復をお
待ちしています」

ヒ「アメリカやヨーロッパでも支援が進んでいるので、今度はアフリカにも理解を呼び掛けていきます。絶対勝ちます。正義は私たちのものです」

北「その通りです。絶対勝ちましょう」

ヒ「また本を出しますか?」

北「はい、出す予定にしています。お元気になって、もう一度指揮をとってくださいね。これで失礼します」

テットの時はお元気だったと、周りの方からも伺っていた。ベッドの上で、枯れ葉剤被害者の心配ばかりしていたという。

今でも忘れられないヒエップさんのお言葉がある。

「これからは、武器をとる戦いではありません。(アメリカの)法律との戦いです。正義の闘いになります。アメリカの法律の勉強から始めています。応援してください。私も枯れ葉剤の被害者ですが、軽い方です。たくさんの重い人を助けなくてはなりません」

6年有余、おつきあいさせて頂いた。ご生前のご厚誼に深く感謝申し上げたい。
静かな語らいの中に、正義のためには一歩も譲らぬ石のごとき挫けぬ闘志を感じた。
4月11日午後3時にシドニーで訃報に接し、いまもぽっかりと、私の心の中に大きな空洞を感じる。それはまた、多くの枯れ葉剤被害者も同様であるはずだ。ベトナムの300万被害者は、頼りがいのある指導者であり偉大な闘士を失ったからだ。

ヒエップ会長のご冥福を祈り、枯れ葉剤被害者が正義の闘争に勝利するまで、『愛のさわやかベトナム支援隊』は微力ながら支援を続けていくことを誓いたい。
(北村 元記)Posted by Picasa

2008-04-01

水道 台所 トイレ 完備しました

3月22日に、ニンビン省イエン・カイン郡のニャンちゃんのお宅にいってきました。7ヶ月ぶりの対面でした。

増築分は完成して、既に使用されていました。
今回は、屋根のない台所に屋根を付ける、トイレを改装する。井戸からの給水設備を付けるの3点でした。
すべて、完成して、大変喜んで使って貰っていますので、御報告します。
ご協力下さった皆様のおかげです。ありがとうございました。

驚いたのは、雨に濡れないように台所に行く、トイレに行くというコンセプトで、母屋にそのまま増築部分を付けるという条件で建築を依頼したのですが、うまく伝わっていなく、キッチン、トイレ、物置部分の三箇所が一緒になって独立家屋になっていました。写真の通りです。コミュニケーションは難しいです。費用の点では大差はありませんでした。理由は、母屋の隣に、水槽があるからだ・・ということですが、あまり理解出来ません。

一つ残念なのは、井戸水です。水道栓をひねりましたら、水が濁っていました。地下10メートルの水だそうです。実は、最大80メートルまで掘削したらしいのですが、岩盤に突き当たり、それ以上の掘削は断念したと聞きました。80メートルに達するまでも、岩盤があったそうです。これも、80メートルか100メートル掘れば水脈に当たるかとおもっていたのですが、そういう情報もベトナムから伝えられなかったために、こういう結果になりました。これもコミュニケーションの難しさを痛感しました。隣のたタイビン省では、100メートル掘って、綺麗な水が出てきましたので、そこまでトライする価値はあったのではないかと思います。が、業者の判断でしたことなので、承認しました。

従って、今は、飲み水や大事なものは、雨水をためた水槽からの水を使い、それ以外の生活用水は井戸からの水にしているそうです。

トイレはとっても綺麗で、ニンビン省の5スター級のホテル(そんなのありませんが)並のトイレです。つまり、ニャンちゃんの家のトイレは、ニンビンでも有数の綺麗なトイレということになります。今までは、雪隠か厠に近いトイレでしたから、大きな違いです。どうです、きれいでしょう?

ただ、一つ救いは、折からのベトナムのインフレがすごく、今では建築費が4割から6割高騰しているようで、着工が遅かったら、申請した建築費では出来なかったようです。ラッキーでした。 いずれにしても、ニャンちゃんご一家には、より健康的な生活を送って貰えると確信します。

私の訪問は、先に伝えられていて、ニャンちゃんは、絵を描いて壁に貼ってくれていました。それをお母さんが教えてくれました。

ニャンちゃんに家には、猫もいますが、犬を飼っているのが分かりました。子犬(Ky)です。とてもびくびくしていて吠えもしませんでしたが、その子犬でも、ニャンちゃんは抱くことができないのです。

気になるニャンちゃんの脾臓ですが、肥大が進行しているようで、着ているジャンパーの上からも分かるようになてきました。快癒は勿論願っていますが、一日も長い存命を祈りたいと思います。帰る間際に、お姉ちゃんのクエンさん(写真下 右から3人目)が帰ってきたので、一緒に写真をとりました。今年大学受験です。

写真と駄文で皆様への御報告に代えます。
本当に皆さん、ご協力ありがとうございました。(記:北村 元)
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