2006-12-27

沼津市立高等学校中等部の生徒さんから(1)

12月10日 沼津市立高等学校中等部(校長:渡邊勉さん)の4人の生徒さんが、同校の福祉校外学習に一環で、三島市のわが支援隊を訪問してくれました。ご訪問ありがとうございました。私たちからは、ベトナムの枯れ葉剤被害者の実情や戦争と平和についてお話ししました。
2年部の担当の望月先生を通じて、生徒さんの感想文が寄せられました。学校のご許可を頂いて4回にわたって掲載させていただきます。(すべて原文のまま)


校外学習を終えて  石橋 美咲

先日は、たくさんのお話をしていただきありがとうございました。私は、『戦争』というものを体験したことがないので、どんなつらいことがあったのか、知りませんでした。ですが、大釜さんやふみこさん(註:奥さん)、櫻井さんのお話をお聞きして、戦争がどれだけ人を悲しみや苦しみを与えているのかを知ることができました。


戦争の種は誰でも持っている。戦争は“わがまま”から始まるんだと話してくださり、人を苦しめるような戦争は、本当に無い方がいいと思いました。戦争を知らない人には、ベトナム戦争を知らない人には、枯れ葉剤の恐ろしさはわからないと思いました。


写真を見せていただき、例え、言葉が通じなくても、笑顔で相手を見ていれば、心は通じるということがわかりました。大釜さんと一緒にうつっていた男の子の笑顔がとても良かったです。

櫻井さんのお話の中で、本当の貧しさを見に行ったことがきっかけで始めた支援隊の話をお聞きして、今の日本では見ることが出来ない、世界の中ではこんな生活をしている人々がいることも、人生の中で必要なのでは?と思うことが出来ました。

櫻井さんのお話に感動しました。ベトナムの女性の様に強くなりたいと思いました。

大釜さんがおっしゃってくださいました『肌の色が違くても、例え自分とは違うと思って一人の人として見ること』が、今の子ども達にとって必要だと。すばらしいお話を本当にありがとうございました。

お茶とケーキとみかん、ごちそう様でした。櫻井さん、帰りに液まで送って下さりありがとうございました。

校外学習を終えて  小川 明華

先日は、おいそがしい中私たちのために時間をさいていただき、ありがとうございました。私は今回で2回目の訪問となります。
2度目ということでだいたいは感じもつかめていました。やはり、ベトナムで起こっている現状は、とても悲しいものでした。
私たちの子どもでは大きなことはできないけど、少しでも協力できることはないかと考え、いらなくなった古着を友だちがもってきてくれて、それを渡すことにしました。着る物も十分に与えてもらうことのできない人に使ってもらえたら嬉しいです。


Posted by Picasa いろいろな資料もわけていただき、ありがとうございました。「アメリカの化学戦争犯罪」(註:北村元著=梨の木舎刊)を見て、どれだけ強力な毒がダイオキシンに入っていたか、それを撒布した結果、第1世代から第3世代にわたり、多くの被害者を生み出しているかなど、私たちが目にする内容ばかりでした。

同じ地球上で生活しているのに、こんなにも違いがあるなんておどろきも感じました。

私たちが思っている以上に苦しんでいる人たちがたくさんいます。そんないとたちのために、少しでも力に名れればと思いました。

人はそれぞれみんな違います。それを、同じ人間としてみればいいと教えていただきました。この現状を知らない人に知ってもらいたいと思いました。(つづく)

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