衣類のご寄贈ありがとうございました。
8月1日 臼井 素子 さん (調布市)
8月1日 栗原 節子 さん (市川市)
現地に運び有効に支援先にお贈りします。
今後共、引き続きよろしくお願いし、併せてますますのご健勝を祈念しております。
北村 元/宮尾 和宏
アメリカ軍がベトナムに枯れ葉剤を最初に撒布して半世紀が過ぎた。未だに、ダイオキシンの入った化学物質を浴びた被害者は死への道を歩み、苦しみ続けている。だから、被害者に対する支援の強化が必要であると、ベトナム枯れ葉剤被害者協会(VAVA)は強調した。
枯れ葉剤撒布50周年(1961年8月10日-2011年8月10日)にあたり、VAVAは次のようなアピールを発表した。 『支援の強化を求めるエージェント・オレンジ被害者』
●「1961年8月10日に、アメリカ軍は『ランチハンド作戦』を開始し、ベトナムで有毒な化学物質を初めて撒布した。そして、この作戦は、ほぼ10年続いた。 この作戦は、南部ベトナム領土に化学兵器を集中させ、環境と生態系に破壊を引き起こし、人体への健康に破滅的な結果をもたらした。
●「いよいよ、来るべき犠牲者は、戦争中に曝露した人々の子供たちと孫になってきた。つまり – 二世および三世である。そして彼らの多くは、植物状態で生きざるを得ない強度の先天性欠損症に苦しんでいる。多くの女性は、自らの暴露のゆえに、出産することができなくなった。年齢を問わず無数の被害者は、エージェント・オレンジの曝露に関連した重度で持続性のある病気により、激しい痛みの中で徐々に死んでいっている。被害者とその家族 –その多くが複数の被害者を抱えた家族は、被害者の介護に追われるだけの悲痛な状況の中で暮らし、働くことができないのである。
●「戦争は36年前に終わった。 ベトナムに生活は戻った。ベトナム政府、人々の組織、国内、海外の個人がエージェント・オレンジの被害者に積極的な援助を与えてきたが、にもかかわらず、被害者は貧困の中の貧困者のままであり、惨めな人々の中の最も惨めな人々である。
正義を求める闘争の中で、エージェント・オレンジのベトナム人被害者への同情と支援を示すために、『ベトナムにおけるエージェント・オレンジ被害者のための行動』運動の'50キー・アクションデイの開始」を、枯れ葉剤被害者協会は、国内外の兄弟、、友人、仲間、同志に呼びかけている。
●「ベトナム枯れ葉剤被害者協会は、ベトナムの人々が受けている負傷に対する責任について、アメリカ政府の行動を求める。我々は、ベトナム戦争中の使用のために、アメリカ軍に有毒エージェント・オレンジを供給したアメリカの化学企業、特にダウ・ケミカル社とモンサント社などが、責任ある企業人として行動し、過ちを認めるよう求める。ダウ・ケミカル社とモンサント社に以下の問題に回答させてほしい。: もし貴企業がベトナムにおける被害者に補償することができないならば、貴企業はどうやって、ベトナムでの営業を続けていこうと思っているのか?
●「ベトナム枯れ葉剤被害者協会は、国内外で姉妹、兄弟、友人からエージェント・オレンジ被害者支持に示された暖かい気持ちと行動に対して歓迎と感謝の気持ちを表明する。
●「ベトナム枯れ葉剤被害者協会は、国内外で姉妹、兄弟、友人からエージェント・オレンジ被害者支持に示された暖かい気持ちと行動に対して歓迎と感謝の気持ちを表明する。
●「真実は、声で叫ばれてきた! 正義は成し遂げられなければならない! 50年は、待つにはあまりにも長かった! ベトナムのエージェント・オレンジ被害者、エージェント・オレンジの全被害者、及び世界中の他の化学兵器の全被害者に与えられた支援と援助は、地球上の平和と正義のための闘争に偉大な貢献をなすものである」(ソース: VAVA)
以上が、枯れ葉剤撒布50周年に当たり、ベトナム枯れ葉剤被害者協会から発表されたアピールです。アピールの最後の部分は、胸に迫るものがあります。50年は、待つにはあまりにも長かった・・・その通りです。無視と無慈悲がまかり通った50年でした。これからは、そうさせてはなりません。国際社会の責任として、正義の実現に足並みを揃えようではありませんか。
私たちは、6月15日にベトナム枯れ葉剤被害者協会から、50周年の行事への招待状を頂戴しました。厚くお礼を申し上げます。しかし、8月の支援活動の準備のために、やむなく参加を断念しました。お会いしたい方々も多数いましたが、涙を飲みました。アピールにもありますように、「支援をおろそかにはできない・・・待っている人たちがいる・・」 これが唯一無二の決断の理由でした。
上に掲げた写真は、50周年行事の中の、ハノイワークショップの模様です。
今年が、正義を求める闘争の起爆剤の年になることを願ってやみません。
北村 元 愛のベトナム支援隊
Love & Support Vietnam Since 1990