昨年中は、多大なご支援をほんとうにありがとうございました。
今年は、子の年。通常十二支の中の1番目に数えられます。子年は、西暦年を12で割って4が余る年が子の年となります。
『漢書』律暦志によれば、「子」は「孳」(し:「ふえる」の意味)で、新しい生命が種子の中に萌(きざ)し始める状態を表しているとされる、と、ウィキペディアにはあります。
後に、覚え易くするために動物の鼠が割り当てられたそうです。
俗説では、神が十二支の動物を決める際、家の門の前に来た順番に決めることにした。牛は動きが遅いからと真っ先に出かけ、一番に門の前についた。しかし、門が開けられる時、牛の頭の上に乗っていた鼠が牛の前に飛び出たので、鼠が一番になったという。なお、猫も十二支に入れてもらおうと準備をしていたが、鼠が集合の日をわざと間違えて教えたので十二支に入ることができなかった。それで今でも猫は鼠を追いかけ回すのだ、という。
面白い話です。
ベトナムとネズミ・・・直ぐに思い浮かぶのが、昨年3月。
成田行きのベトナム航空のボーイング777型機が、ハノイのノイバイ空港でネズミが機内に入り込んだとかで、3時間以上にわたり足止めされました。その間数十人の職員がネズミ捕獲のために動員されたのですから、ご苦労さまです。ネズミは食糧の保管室で捕獲されたのですが、本当は機内には入っていなかったのでしょうか?
このネズミは、乗客のポケットから逃げ出したとかいうことですが、よくわかりません。ベトナムらしい話しです。 ベトナムのあちこちに、結構ネズミがいるからです。堂々としてます。市場にもいます。それも、結構肥満型のネズミです。
「大闇(おおやみ)をば日輪やぶる」という金言があります。
長い間、ベトナムの枯れ葉剤被害者のために微力を注いできた私たちは、今年も、共に力を合わせてベトナムの枯れ葉剤の被害者にi一日でも早く『希望ある夜明け』をもたらすべく更に前進していきたいと念願しています。
「夜明け前」を顕した島崎藤村は、こう書いています。
「誰でもが太陽でありえる。
わたしたちの急務はただただ眼の前の太陽を追いかけることではなくて、自分等の内部(なか)に高く太陽を掲げることだ」【島崎藤村「春を待ちつゝ」(太陽の言葉)より】
私たちが闇を破る太陽になる・・・愛を湛えた新鮮な心で、今年もベトナムの被害者を対話していきたいと思います。