2009-11-06

英越友好協会のレン・アルディスさん

枯れ葉剤被害者の正義を呼びかける
レン・アルディス氏
「アメリカは、ベトナム人のエージェント・オレンジ被害者に、責任と補償を負わなくてはならない」 先月10月25日のホーチミン市で200人以上の学生を前に英越友好協会事務局長のレン・オルディス氏は、こう語った。

レン・オルディス事務局長は、ベトナムのエージェント・オレンジ犠牲者の支援を希望する人々から署名を集めることを目的にしたウェブサイトhttp://www.petitiononline.com/AOVN/petition.htmlを開設した人です。
この学生会合に出席したすべての参加者は、エージェント・オレンジ/ダイオキシンの化学物質の被害に苦しむ子供たちがどういう運命におかれているか、アルディス氏が収集した文書に心を動かされた。
アルディス氏は学生にウェブサイト上で署名してくれるように求めた。そして、エージェント・オレンジの被害者の正義を求め、また被害者を訪問し、面倒をみるというような活動に参加するように呼びかけた。
オルディス氏は、ホーチミン市在住の枯れ葉剤被害者グエン・ドゥックさん(日本で言うべトちゃん、ドクちゃんのドゥックさん)が書いた手紙を引き合いに出した。 その手紙には、「私はサダムフセインが化学兵器を使ったことを理由にアメリカが絞首刑に処したことに、一種の矛盾を感じます。では、もう一つの国での戦争中に、アメリカは化学物質を撒布し、依然としてアメリカは責任を逃れています。アメリカはベトナムのエージェント・オレンジ被害者に対して、その責任を負い、補償しなければなりません。これは、遅かれ早かれ為されなければならないことです」と、書かれている。
アルディス氏と子供たち

実は、レン・アルディス事務局長は、ベトナム枯れ葉剤被害者協会の名誉会員です。その式典が、2007年6月12日に行われた。

レン・アルディス英越友好協会事務局長氏は、名誉会員になった喜びを表明した。彼は、「VAVA(ベトナム枯れ葉剤被害者協会)の活発な努力が、ヴェトナムで環境と人々にひどい影響を及ぼしているエージェント・オレンジの結果に対して、国内及び国外での関心をますます高めている。エージェント・オレンジの被害者を支援する人々も、VAVAが大健闘していると認めている」と、賛辞を送った。
                       
レン・アルディス氏(76)の初のベトナム訪問は、1989年。それ以来、彼は多くの活動を行ってきた。そして、VAVAグエン・チョン・ニャン副会長は、「多くのベトナム人以上に多くの仕事をやってきた。被害者の日常生活と、正義のための闘争において、エージェント・オレンジ被害者を助けてきた」と認める。

ニャン副会長は、被害者支援のためにレン氏が考え出した名案をリストにするととても時間がかかるほどだと言った。
                            
レン氏はイギリス国内の大学で講演をし、ヴェトナムにおける枯れ葉剤被害者のフィルムも上映した。彼は、被害者の支援に向けて、英国の議員にも動員をかけた。

彼のウェブサイトには世界中の70万人以上が署名していた。私も、署名した。それは、予想をはるかに上回る数字だった。このことは、彼のひたすらの忍耐が、多くの人々にエージェント・オレンジとその深刻な結果を浸透させたことを物語っているのではないか。
被害者を支援するわれわれを含めて大いに啓発を受けるものである。そして、日本の日越議連の先生方・・少しは力になってあげたら・・と強く思うのである。Posted by Picasa

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