2009-07-31

ベトナム縦断チャリンコ・ツアー

今回は、ヴェトナム南北縦断チャリンコ・ツアー 盛り上がるハノイ学生の話です。
      
ハノイの中心部から10キロメートル先のミー・ディン・スタジアム。サッカーのアジア・カップの会場ともなったスタジアムの前。午後5時。何百人もの自転車大学生が集まってくる。

6月中旬、ハノイの太陽は容赦なく白熱の道路を照らす。しかし、そんな暑い日差しも、学生達は、公共行政アカデミー主催のベトナム縦断探検旅行に選ばれるための練習をして、全エネルギーを使っている学生達はものともしない。
応募に集まるベトナム学生(今年6月)
彼らは毎日1ヵ月間、自転車をこぎ続けてきた。週末に、彼らは数グループに分かれて、体力増強のためと、ボランティア活動に係わるために、半径60-キロメートル圏内の隣接した省に自転車を漕いで入っていった。

学生諸君がどれくらい情熱を傾け、楽しんで練習していたかを見ていると、誰を合格させるか、誰を落とすかを見極めるのは難しい」と、昨年から、行事を企画している公共行政アカデミーのレ・ヴァン・ナム氏が言った。
                         
ハノイの36の大学、専門学校から約500人の学生が、ベトナム縦断旅行グリーン2009で定員200人の枠の中に入ろうと競っている。
                         
そのグリーン2009は6月30日に出発して北から南まで、28の省と都市を通過して8月の初めに目的地ホーチミン市に着き、走破完了の時期がくる。
                          
このグリーン2009にはたくさんのボランティア活動が含まれているので、困っている人々の生活を改善を手伝ったりする時に、参加候補者は責任感、チームワークと決意を示さなくてはならない。

言うまでもなく、体力と健康的な快活さも必然的に欠くことは出来ない。

このグリーン2009の枠は200人。この選に漏れる300人は、不便な地域でのボランティア作業をしたり、7月の初めには、大学受験を希望する高校生の勉強の面倒を見たりしてすることで社会貢献をする道が残っている。

トレーニング以上のものを得る

ハノイ大学人道社会科学学部のジャーナリズム専攻のレ・ヴィエット・フン君は、「この訓練に新たに参加した」と喜ぶ。

1ヵ月前までは、私は7時に夕食を取っていた、しかし、現在、私は9時前に食卓に座ることはない。1ヵ月前、私はほとんど地面に座ることはできなかった。いやだった。でも、今、自分はどこでも気にせず横になることが出来る」と、フン君は日記に書いた。

1ヵ月前、私は500メートル走ればもう息を切らしていた。だが、今は、私は疲れることなく2キロメートル走れるようになった

もう一つ良いことがあった。彼が準備のことと関係者についていくつかの記事と短いコラムを書いたが、それが将来の彼のジャーナリズムの経歴に役立ちそうだということだ。

ハノイ法律大学のヴー・ティ・フエさんは、彼女が現在何十キロも自転車に乗れるし、何でもすることができることを自慢する。そして、「以前他の人がやってくれたように、ゴミ収集など、なんでもやるつもり・・。私はこれが自分の意志と忍耐を試せる機会であると認識しているので、途中で落後する積もりはありません。そして、もし私がベトナム縦断ツアーに選ばれなければ、とにかく大学受験希望者の勉強の面倒を見て奉仕するつもり」と、自信満々に、熱っぽく語る。

ハノイ大学英語科1年生の小柄なダン・フオン・タオさんは、難しいトレーニングに耐えたという評価を頂いたので、200人の中に選ばれる自信はあると、自信たっぷりだ。

タオさんは、このツアーに備えて、最悪の天気と最も厳しい状況を経験しており、いまは、過酷な条件にも慣れた。「チームについていければ、脱落する心配はない」と、彼女が言う。

南北縦断チャリンコツアーは、まもなく終点だ。彼らは何を得て、ゴールインするのだろうか。
若い時期、ボランティアを組み合わせたチャリンコ・ツアーで、他者への貢献を経験することは大いなる財産になる。それは、ひいて言えば、社会資本の積み上げにもなることである。
ベトナムの若者に、元気づけられて、私も走ってみたいと、以前ある人に話し掛けてみたが、一蹴された。

まだ、若いつもりだが、ベトナム人の車優先の「おれおれ
運転感覚」をみると、一蹴されても仕方がないかと。
                           
来年は、わが支援隊にも、チャリンコの日を一日設けて、不便な地域への貢献を考えるてみるかな・・・。果たして賛同する人が何人いるかである。仮に誰もいなくとも、やってみる価値は大ありのような気がする。第一視線が変われば、目に付く物も変わるはずだ。Posted by Picasa

0 件のコメント: