2005-11-25

支援隊員之手記

手    記         事務局長 宮尾 和宏

二年ぶりのベトナムだった。
今回は、航空会社の都合で、その日だけあいにくハノイ直行便がなくなり、ホーチーミン経由となった。ホーチミン市のタンソンニャット空港は初めてである。空からホーチミン市を見下ろした。10月とはいえ、まだ暑そうだ。滑走路に降りた。周りは、軍用機などの格納庫が並ぶ軍民共用の飛行場のようだ。

乗り継ぎの間、空港からは出られない。ホーチミンから目的地ハノイまでは2時間ほどのフライトだから、この2時間ほどの待ち時間はもったいなく感じる。
ハノイのノイバイ空港で、すでに前日到着の先発隊4名、中村さん、山口さん、北村顧問夫妻の出迎えを受け、これで支援隊全員が揃った。静岡県の三島で行動を開始したのが、午前4時。その日の夕方の7時にやっとハノイへ。日本よりやはり暑かった。ただ、一昨年八月の訪越よりは、気温は低く快適であった。

まず驚いたのは、自動車のクラクションの騒音が無くなったことだった。しかし、相変わらずのオートバイの洪水だ。荷物をこれ以上積めないくらいに積んだバイク。二人乗り、三人乗りのバイク。信号のない交差点。よくもまあ事故も起こさず通過していくものだ。かなりの技術が必要だ。日本人は運転しない方が、自分のため、人のためだ。車窓の風景にそういう思いを抱きながら、ホテルに到着した。

私物よりも支援物資をしっかり詰めたスーツケースの重さを改めて実感した。全員が、25キロの制限一杯の荷物だ。翌日からの訪問先毎に荷物を整理して、早めに就寝した。

二日目は、友好村と平和村の訪問だった。最初は、友好村に。枯れ葉剤の被害を受けた旧軍人、身体障害の子どもや精神障害の子どもたちが、大歓迎してくれた。ふと2年前の顔ぶれを思い出した。元気な声が溢れていた。
早速、新谷文子さんの音楽療法が始まった。子どもたちはもちろん、大人もだんだんボルテージが上がっていった。われわれも汗だくになった。身体障害の子どもも精神障害の子ども、そして大人も、われを忘れてて、心を通い合わせるひとときを過ごすことが出来た。
名残惜しいが、別れの時間が刻々と迫ってきた。
最後に、一昨年の訪問時に「成長したら皆で食べよう」を合い言葉に記念植樹したマンゴの成長を確認し、再会を約して友好村を後にした。

次は、平和村へ。到着したらすぐ音楽療法の始まりだった。訪問する前に日本で参加者と作った手作りの楽器も役にたった。時間が経つほどに、やはりここでも熱気があがった。子どもたちが目を輝かせ精一杯楽しんでくれたので、われわれもほんとうにうれしかった。

三日目は、タインホア省孤児センターの訪問だった。着くなり大歓迎だ。ここでの一番人気は、われわれの会長の大釜さんだった。前回の訪問の時のことをしっかりと覚えていてくれたからだ。「オオガマ、オオガマ」の大歓迎である。子どもたちのリーダー格のカイン君が、大釜さんの手をとって離さない。

音楽療法が始まった。前回にも劣らない賑やかさだ。その時ふと庭をみると、たくさんの赤ちゃんの洗濯物が干してある。前回も赤ちゃんがいたということだったが、私の記憶にはない。聞いてみると、親に捨てられた子どもだという。上の写真をご覧頂きたい。大きな子どもが、捨て子の赤ちゃんの面倒をみているのだ。実に素直にそれが出来ることに、驚いてしまう。

ここでのメイン・イベントは、音楽療法とその後に控えたスペシャル・ディナーである。各テーブルに我が隊員が一人ずつ着席し、数人の子どもとテーブルを囲むのである。そのテーブルの一番年長の子が、全員のご飯をよそうのだ。しっかりと身に付いた面倒見に感心する。われわれの食器に、わざわざ子どもたちがおかずを取ってくれる。たくさん食べてほしいと一生懸命だ。たくさん食べてほしいと思うのはこちらの方だが、そういう人の心を思いやるやさしい心を持った彼らをみると、胸が詰まってくる。

こんな楽しいひと時を過ごすうちに、お別れの時間が迫ってきた。本当に名残惜しかった。
マイクロバスの所まで、全員が見送りに出てくれた。別れは辛い。目頭が熱くなった。秋の日暮れは速い。薄暗い電球の下で、来年の再会を約束して、握手し、抱き合い、そしてちぎれんばかりに手を振った。 われわれは、子どもたちを励ましに行ったのである。しかしながら、われわれも、彼らから励ましと元気をたくさん頂いたことを感謝したい。(一級建築士)
わが『愛のベトナムさわやか支援隊』では、
2006年の隊員を募集中です!!
参加しませんか? 枯れ葉剤被害者支援の旅 です。
あなたのやさしさを、ベトナムの方々に!!
連絡先:090-5113-4405
(宮尾 和宏) 
お待ちしています。
アリガトウ アリガトウ アリガトウ アリガトウ
ご寄付下さった方々のお名前です
(順不同)
many thanks many thanks many thanks
仙台パイロットクラブさま 寄付金(2004/1-8)
加藤 洋一 さま 寄付金(2004/3-18)
石垣 恵子 さま 寄付金(2004/8-27)
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小林 健人さま 登和子さま 寄付金(2005/7-8)
山本 邦子 さま 寄付金(2005/7-22)        
清水 京子 さま 寄付金(2005/8-30)       
鷹箸 多恵子さま 寄付金(2005/8-30)
山本 章子 さま 寄付金(2005/9-1)
井原 春子 さま 寄付金(2005/9-1)
原政枝・華道グループさま 寄付金(2005/9-1)  

相澤 暢子 さま 寄付金(2005/9-1)
明化小学校ミニ木蓮会さま 寄付金(2005/9-12) 
保坂 典子さま 衣類(2005/5-24 9-7)
小林 健人さま 登和子さま 衣類(2005/8-8)
山本 邦子さま 衣類(2005/6-6 8-24 9-21)
大森 由紀さま 衣類(2005/10-5 切手 テレフォンカード含む)
伊藤 恵美子さま 衣類(2005/9-30)
鈴木 嘉世子さま 衣類(2003/9-18 2004/9-12)
臼井 素子さま 衣類(2004/1-15 12-9)
加藤 博史さま 衣類(2004/4-6)
鷹箸 多恵子さま 音楽療法の楽器作り 材料のご寄付
2005年10月以降
沢谷 和子さま 寄付金(10・19)
新谷 幸司さま 寄付金(10・19)
山本 章子さま 寄付金(11月)
渡辺 雅恵さま 寄付金(11月)
中村 りえ子さま タオル・歯ブラシなど雑貨(11ー29)
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皆様ほんとうにありがとうございました。
ベトナム枯れ葉剤被害者支援の会 
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